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骨の中まで… 筋肉痛だと思ったが

Posted March. 28, 2005 00:22,   

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帯状疱疹は水疱が帯状にできる皮腐病だ。しかし皮腐病ということに気づきにくいのが、この病気の特徴。患者はもちろん、発生初期には医師も他の病気と間違いやすい。

●水痘と原因は同様だが、免疫はない〓帯状疱疹の原因は「水痘・帯状疱疹」ウイルス。2〜10歳の子供に水痘を起こすウイルスだ。水痘は一度かかると免疫ができて再発しない。しかし、水痘にかかった人も帯状疱疹にはかかることがある。韓国の40歳以上の大人90%以上は、水痘にかかったかどうかに関係なく、このウイルスを持っている。年を取って体が弱くなるか、病気になって免疫力が劣れば、神経細胞に潜伏していたウイルスが活性化して帯状疱疹を起こす。

●体の片方にだけ傷みが生じれば疑ってみる必要あり〓帯状疱疹は肌に現われる症状より、針や刃先でちくちく突くような痛みが先に始まる。早期診断が難しいのはこのためだ。痛みは胸、腰、腕、顔の順に増す。ディスクを患った人はディスク再発に誤解しやすい。

痛みが体の片方にだけ生じれば、帯状疱疹を疑ってみる必要がある。ウイルスは脊髓で右側または左に一本ずつ出ている神経節に沿って広がるため、症状も片方だけで現われる。体の両方に症状が現われる場合は非常に珍しい。

頭やお腹が痛いか、手足が痺れるという人もいる。熱が出たり、無気力になったりすることもある。水疱はないのに肌が痒いこともある。

ウイルスは主に感覚神経にそって広がる。運動神経にウイルスが広がる場合は全体患者の5%程度で、腕や足をあげることができない。

●水疱ができたらすぐ治療〓痛みが生じて普通3〜5日後、同じ部位に水疱ができる。長い時は10日後に水疱ができたりする。最初は小さな水疱がぽつりぽつりとできるが、どんどん増えて帯状になる。水疱はだんだん皮が硬くなって1〜2週間が経過すればかさぶたが落ちる。

ウイルスを完全に治療する薬はない。しかし水疱ができて3〜5日以内に抗ウイルス剤を注射すれば、痛みは1週間以内で消える。皮膚発疹も2〜3週で大部分静まる。しかし治療を始めるのが遅かったり、高齢ならば後遺症として神経痛が残る可能性が高い。

腎不全症患者など腎臓の弱い人は抗ウイルス剤を使うとき、用量をよく調節しなければならない。「帯状疱疹の痛みが子供を生む苦痛よりひどい」と言う人もいて、痛み止めや抗憂鬱制を使ったりする。

接触によって伝染する場合は珍しい。しかし、水痘にかかったことのない人、子供、患者には伝染しやすいので隔離入院して治療した方が良い。

(ヘルプ=セブランス病院皮膚科の李敏杰教授、三星ソウル病院皮膚科の金ウォンソク教授)

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