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4.6%増に止まった昨年GDP成長率… 景況感はさらに厳しい

4.6%増に止まった昨年GDP成長率… 景況感はさらに厳しい

Posted March. 22, 2005 22:32,   

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昨年第4四半期(10〜12月)の国内総生産(GDP)は前年同期比の3.3%増に止まり、年間GDP成長率も政府の当初目標に及ばない4.6%に止まった。

しかし、前四半期比経済成長率は昨年第3四半期(7〜9月)から次第に高まっており、減少する一方だった民間消費も昨年第4四半期に増加に転じ、弱いながらも景気回復の兆しが見えはじめてきている。

このように経済成績が全体として伸び悩む中で、ドル建て1人当たり国民総所得(GNI)は、ウォン高に支えられ、1万4162ドルに増加した。

▲期待に添えない成長率〓韓国銀行が22日発表した「2004年国民計定(暫定)」によると、昨年第4四半期のGDP成長率は、03年第3四半期(2.3%)以来最低の3.3%に止まった。

昨年第1四半期(1〜3月)、第2四半期(4〜6月)それぞれ26.9%、第3四半期17.7%に上っていた輸出の伸び率が、ウォン高(ウォン・ドル為替相場の下落)の影響で第4四半期には9.8%へと落ち込んだのが主な原因。物とサービスの純輸出(輸出から輸入を差したもの)が昨年のGDP成長に寄与した割合は73%に上る。

昨年実質GDP成長率は4.6%で、03年の3.1%よりは高いが、当初政府が目標にしていた5%台には大きく及ばないものだ。

▲景況感はさらに厳しい〓国民が肌で感じる景況感を示す実質GNIは、昨年の3.8%増に止まり、GDP成長率に及ばなかった。輸出品価格より原材料と輸入品価格がより多く値上がりし、貿易環境が悪化したからだ。

輸出と内需、大企業と中小企業、製造業とサービス業の明暗がくっきり分かれる二極化現象が際立っている。

昨年1人当たりGNIは1万162ドルで前年比11.3%増となった。このうち、相当部分はウォン高ドル安によるところが大きい。ウォン建ての1人当たりGNIは、前年比6.9%増えた1621万ウォンに止まった。

▲経済、更なる減速はない(?)〓韓銀は、昨年の経済成績はさほど悪いものではないという主張だ。

季節的な要因を除外した四半期別GDP成長率(前四半期比)は、昨年第2四半期0.6%から第3四半期0.8%、第4四半期0.9%と、少しずつ改善に向かっているというのがその根拠。

03年第2四半期以来、1年6ヶ月間減少し続けていた民間消費支出は昨年第4四半期0.6%増に転じた。

韓銀の金炳和(キム・ビョンファ)経済統計局長は「昨年第4四半期の輸出増加率が鈍化したのは、03年第4四半期の輸出が好調すぎたからだ。民間消費の回復ぶりなどからすれば、経済がこれ以上落ち込むことはないだろう」と展望した。

しかし、三星(サムスン)経済研究所の丁文建(チョン・ムングォン)専務は、「デパートの売り上げ、カード消費など、内需の持ち直す兆しは出てきているが、内需を韓国経済の成長を牽引する成長エンジンに位置づけるにはまだ早い」と説明した。



鄭景駿  news91@donga.com