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ライス国務長官「6者協議がだめなら他の選択」

ライス国務長官「6者協議がだめなら他の選択」

Posted March. 21, 2005 22:24,   

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ライス米国務長官は21日、北朝鮮が核問題解決に向けた6者協議に最後まで復帰しない場合は、米国が「他の選択」を考慮することになると警告した。

ライス長官は中国訪問の最終日の21日、北京で記者会見を開き、北朝鮮を6者協議に復帰させる努力が失敗した場合にどのような措置を取るのかという質問に対し、「無論、我々は他の選択を考慮するほかない」と述べ、「国際体制には他の選択があるということを、皆分かっている」と話した。

ライス国務長官のこのような発言は、北朝鮮を除いた5ヵ国協議や、北朝鮮の核問題の国連安保理理事会への上程などを念頭に置いたものと見られる。しかしライス長官は、「我々は(北朝鮮を)攻撃する考えはない」と繰り返し強調し、軍事行動を「他の選択案」とは考えていないことを示唆した。

そして、「彼ら(北朝鮮)に問題があるなら、彼らが(問題がある)この道を進み続けるなら、米国だけでなく韓国、日本、中国、ロシアを含むすべての国が、問題を抱えることになる」と述べた。

ライス長官は、6者協議再開の時期については「北朝鮮にかかっている」とし、「皆が待っており、建設的な対話をする準備ができている」ことを強調した。米国が、北朝鮮に対するエネルギー供給問題を検討する準備ができているということだ。

ライス長官はこれに先立ち、中国の李肇星外相と会談を開き、6者協議のこう着状態をただ待つことはできないとして、北朝鮮が1日も早く会談のテーブルにつくように、中国が積極的な役割をはたすことを求めた。

李外相は、北朝鮮の核問題の対話を通じた平和的解決を強調し、北朝鮮の会談復帰のためには、米国も北朝鮮の「理由ある」憂慮を解消しなければならないと述べたという。

一方、李外相は、台湾問題が米中関係に最も大きな挑戦になっているとし、「一つの中国」の原則を支持することと、台湾海峡の緊張を悪化させる恐れがある誤った信号を台湾に送らないことを米国に注文した。

ライス長官は、「一つの中国」の原則に対する米国政府の支持は変わりがないとし、台湾問題は平和的な方法で解決されなければならないと強調した。

また、中国が民主化や人権、宗教の自由の問題などで、さらに寛大にならなければならないという考えを示した。



黃有成 yshwang@donga.com