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北朝鮮−日本、国連人権委会議で激論

Posted March. 17, 2005 22:31,   

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「今年も北朝鮮の人権糾弾決議案が採択されることを希望している」(日本)。「日本は経済的には豊かだが、道徳的には貧しい国だ」(北朝鮮)。スイス・ジュネーブで16日に行なわれた国連人権委員会の高官級会議で、北朝鮮と日本の両国代表が真正面から対立した。北朝鮮は日本がかつて行なった蛮行を、日本は北朝鮮の人権現況を、集中的に攻撃した。

双方の主な発言内容は次の通り。

▲小野寺五典・外務省政務次官〓日本は人権が普遍的権利であることを堅く信じてきた。人権向上に向けて、いかなる努力もしない国は、国際社会で孤立するだろう。北朝鮮は日本人拉致(らち)被害者問題の解決に誠意を見せずにおり、国連人権特別報告官の活動にも協力せずにいる。

▲ジュネーブ駐在北朝鮮代表部のチェ・ミョンナム大使〓日本には、他の国の人権問題を語る資格がない。韓半島で40年以上にわたって、人権に背く犯罪を行った。韓国人を拉致し、女性を従軍慰安婦として強制連行した。その歴史は、日本人拉致被害者問題と決して比較できるものではない。

▲大島正太郎・ジュネーブ駐在日本代表部大使〓(北朝鮮の日本人)拉致は被害者家族や日本だけの問題ではない。国際社会が深刻に懸念している事項だ。過去の歴史についての日本政府の立場は、これまで明確にしてきた。再び言及する必要がない。

▲チェ大使〓日本は、北朝鮮が送還した日本人の遺骨に対するDNA検査の結果をわい曲している。日本は、かつて自国が行った反人権的犯罪を認めなければ、国連安保理の責任ある加盟国になることはできないだろう。

▲沙祖康・ジュネーブ駐在中国代表部大使〓今年、勝利60周年を迎える第2次世界大戦で、1000万人以上の中国人が残酷にも殺害された。これが歴史だ。誰も日本の蛮行を忘れることはできない。歴史の教訓は、未来に向けた案内者になる。歴史を妄覚するのは、背信行為だ。日本もドイツのように、自国の過去の歴史を直視しなければならない。それでこそ、大国としての偉大さをアピールすることができる。



夫亨權 bookum90@donga.com