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北朝鮮が6カ国協議を拒否し続ければ、別の方策模索すべき

北朝鮮が6カ国協議を拒否し続ければ、別の方策模索すべき

Posted March. 16, 2005 22:26,   

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駐韓米大使のクリストファー・ヒル米国務省東アジア太平洋担当次官補内定者は15日、6カ国協議が永遠に持続されることはできず、北朝鮮が引き続き会談を拒否すれば、別の方法を模索しなければならないと述べた。

ヒル内定者は同日、米上院外交委員会承認聴聞会で、「6カ国協議が北朝鮮の核問題を解決するための正しいやり方だと信じており、我々はここで進展を見い出さなければならない」と強調した後、このように述べた。

しかし、ヒル内定者は、「我々(米国と韓国)は北朝鮮にそれぞれ違うシグナルを送っており、北朝鮮は韓米間のこうした差を利用しようとしている」と述べ、北朝鮮の2・10核保有と6カ国協議不参宣言以後、韓米間で意見の食い違いがあることを認めた。

続いて同氏は、「韓米両国が極めて緊密な接触と協議を重ねているが、韓国は韓半島にあるため、ものの見方が我々と若干違う」とつけ加えた。また、6カ国協議が東アジア地域の安保機構に発展する可能性があるとし、米国がこの機関に参加する用意があることを明確に示した。

ヒル内定者はさらに、「欧州には北大西洋協約機構(NATO)と欧州安全保障協力機構(OSCE)は国家間の葛藤を仲裁し、他の国に対する選挙監視活動を展開してきた」とし、アジアにもこうした機構が設置され、緊急な懸案を取り扱うのが望ましいと述べた。

ヒル内定者と共に聴聞会に出席したジョセフ・デトラニ6カ国協議担当大使内定者は、「中国が北朝鮮を説得することだけでなく、(韓半島の)包括的非核化のため、さらに多くのことができると信じている」と述べ、中国側の積極的な姿勢を促した。

一方、アジア6カ国歴訪に立ったライス国務長官は、同日、初の訪問国であるインドへ行く途中に記者懇談会を開き、「北朝鮮は米国と別に会って(6カ国協議の他の)別途の取引を望んでいるが、これを受け入れることはない」と明言した。



權順澤 maypole@donga.com