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有望作家を集中支援して「国際スター」を育成すべき

有望作家を集中支援して「国際スター」を育成すべき

Posted March. 15, 2005 23:53,   

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▲作品中心の評価とネットワーク作り〓『芸術家として生きていくこと』の著者であり、美術評論家でもある朴栄澤(パク・ヨンテク、京畿大学教授)氏は、「人脈と経済力、学縁のない作家はどれほどプロの意識と根性を持っていても、制度圏から排除されるしかない」と指摘する。作品の質というのは、もともと学力、経歴、財力が決定するのではなく、仕事の過程、結果、観点と姿勢から決定されるものだが、まだ韓国の美術界では作品の質に関する議論や不合理な構造に対する問題提起が少ないと朴教授は言う。

海外での展示企画や作品購入の経験が多い美術界の関係者らは、韓国の若手アーチストの競争力が、世界舞台で決して劣らないと語る。ただ、彼らを結び付けるネットワークが不足していると指摘する。このほど若手アーチストに対する破格の支援を約束して話題を集めたアラリオ・ギャラリーの金チャンイル社長は、「今は作家を発掘するレベルではなく、既に作家になっている人が世界舞台で注目されるように支援するのが必要だ。作家が直接乗り出せないので、結局画商と政府がこうしたことをやらなければならない」と述べた。

▲外国のキュレーターを韓国に〓韓国の作家を海外に送り出すのも重要だが、展示企画を担当している外国のキュレーターと国内画壇が持続的に交流を重ねられるネットワークを構築するのがさらに急がれるという指摘も多い。早くから若い作家の発掘に乗り出して代案空間1号の「ループ」を運営してきたユン・ジェガプ氏は、「現在、韓国の画壇に国際的なキュレーターが不足しているのが最も大きな問題だ。作家を育てることも重要だが、キュレーターを育成するのもこれに劣らず重要だ」と述べた。国内画壇でも外国で運営している客員キュレーター制度を積極的に取り入れて、これを通じて、外国の有名なキュレーターを随時韓国に招待して、韓国の作家を紹介し、展示の方向を決める上で助けにならなければならないということだ。

▲スター作家養成を通じた海外市場開拓〓美術評論家の崔炳植(チェ・ビョンシク)慶煕大学教授は、「英国の若い作家に与えるターナー賞のような制度を導入して、国内画壇でも若いスターを作らなければならない。公募展示の形ではなく、少数を選んで多くの賞金を与えるインセンティブ制を採択したなら、彼らが国際舞台でスターに成長していくだろう」と提案した。



許文明 angelhuh@donga.com