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崔泰源会長がソブリンに圧勝 SK株主総会

崔泰源会長がソブリンに圧勝 SK株主総会

Posted March. 11, 2005 22:33,   

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崔泰源(チェ・テウォン)SK(株)会長がソブリン資産運用との表対決で、圧倒的な差で押さえ、経営権の防衛に成功した。

11日、ソウル広津区広壮洞(クァンジング・クァンジャンドン)にあるウォーカーヒル・ホテルで行われたSK(株)の今年の定期株主総会で、出席株主の60.63%(持ち株基準)の株主が、崔会長の取締役再選任案に賛成した。

その後、崔会長は、株主総会の直後に行われた取締役会で、取締役会議長兼代表取締役会長に再選任された。

▲失敗に終わったソブリンの攻勢〓当初、崔会長の取締役再選任案をめぐり白熱した接線が予想されたが、案外あっけなく終わった。

崔会長の取締役選任案に対する賛否を問う表決で、賛成は7031万8861株(60.63%)、反対は4426万1154株(38.16%)だった。棄権は139万1835株。

表決に先立ち、ソブリンのデービッド・メープルベック最高執行責任者(COO)は「株主をだました容疑で有罪判決を受けた人を再び取締役に選任するのは、常識を外れること。崔会長の退陣がSKにとってプラスになる」と主張したが、大勢を変えるには失敗した。

同日の崔会長の勝利要因としては、三星(サムスン)電子とパンテク&キュリテルがSK側の「ホワイトナイト(友好的投資家)」についたことと、韓国投信運用と朝興(チョフン)投信運用など36の機関投資家が、SK側に賛成票を投じたのが大きく影響した。

国内の機関投資家だけでなく、外国人や小口株主の中でも、相当数が崔会長側に友好的だったと分析される。

実際に、SK(株)側の系列会社と特殊関係にある持分は、SKC&Cの11.3%と崔会長自身の0.83%など計15.71%に過ぎないが、崔会長の取締役再選任を支持した持分はこれをはるかに上回った。

崔会長を中心としたSK(株)の既存経営陣がソブリンとの対決で楽勝したのは、実績好調の影響が大きかった。

SK(株)は昨年、売上げ17兆3997億ウォン、営業利益1兆6163億ウォン、当期純利益1兆6448億ウォンと、史上最高の実績をあげている。

▲ソブリンの反応と今後の展望〓ソブリンは株主総会の結果に対し、失望感を隠さなかった。

ジェームズ・ピーター・ソブリン社代表は「総会の結果はSK(株)に最も適した、倫理的な指導者を迎える機会を見逃したことを意味し、韓国の資本市場に退歩をもたらした」と非難した。

ソブリンはまた、昨年11月に裁判所に提出した臨時株主総会召集許可が同年12月、裁判所で棄却されたが、今後も臨時株主総会の再召集のための法的手続きを引き続き進めるとしており、火種はまだ完全に消されていない。

しかし、大半の機関投資家に支持されず、株主総会で完敗したため、今後の影響力は大きく低下すると予想される。

一方、崔会長は、株主たちの圧倒的な支持を得て再選任され、これまでソブリンとの経営権争いの過程で背負っていた心理的プレッシャーから抜け出した上、経営権をさらに強め、対外活動でも前面に出る足場を固めた格好となった。