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6者協議枠内での米朝協議 米側高官が容易表明

6者協議枠内での米朝協議 米側高官が容易表明

Posted February. 27, 2005 22:33,   

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「北朝鮮は早期に6者協議に復帰して、会談の場で自らの憂慮事項を直接協議することを希望する。6者協議は(北朝鮮核問題をはじめ)すべての問題を話し合える幅広い交渉の場だからだ」

26日、ソウル政府中央庁舍別館で、宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商次官補とクリストファー・ヒル駐韓米国大使、日本外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長が出席して開かれた韓米日6者協議首席代表会合の結果は、このように要約される。

これは協議再開の環境づくりを要求した北朝鮮に対して、「環境は会談の場外では作られない。しかし、交渉テーブルにつきさえすれば、失望することはないだろう」という複合的メッセージを伝えたものと解釈される。もはやボールは北朝鮮に移ったわけだ。

▲「6者協議内の米朝2国協議」の可能性〓今回の会合で、米国側首席代表のヒル大使は、「6者協議の枠内でなら、北朝鮮と別途に会って、話を交わす用意が十分にある」という意思を明らかにしたとされる。

これは、これまで実施された第1、2、3回6者協議で米国が、北朝鮮核問題が米朝両国間の懸案として国際社会に認識されることを防ぐために、「6者協議内の米朝接触」さえも控えてきたこととは比較される。

政府のある当局者は、「北朝鮮が6者協議の場に出てこそ、米国のこのような柔軟性を直接感じることができるのではないか」とし、「北朝鮮核問題の早期解決に役立つなら、6者協議内でいかなる形式の協議が開かれても良いということで、3国の認識は同じだ」と話した。

今回の3ヵ国会合の結果の中で、「6者協議は幅広い交渉の場」という表現が、このような意思を盛り込んでいると同当局者は伝えた。

▲「メッセンジャー中国」の役割がカギ〓韓国側首席代表である宋次官補は26日の記者会見で、「韓米日3国は6者協議主催国である中国の建設的な役割を評価して、協議の早期再開に向けた中国のさらなる努力を期待する」と話した。

中国は、韓米日3国の会合結果を北朝鮮側に説明し、北朝鮮に少なくとも「(6者協議の場に)出る」という気持ちを持たせる重責を抱えている。北朝鮮が協議の場に出てこない限り、韓国政府が心血を注いでいる「6者協議内の対北柔軟性の増大」は何の意味もなさない。宋次官補は、北朝鮮の協議復帰の期限について、「決まった時間はないが、無期限に延期できないというのが6者協議参加国の共通の考えだ」と述べた。北朝鮮が出席するかどうかを決定するために残された時間は、長くないということだ。



夫亨權 bookum90@donga.com