Go to contents

地方高校の新入生減少が深刻化

Posted February. 23, 2005 22:42,   

한국어

江原道寧越郡北面(カンウォンド・ヨンウォルグン・プクミョン)のマチャ高校の教師たちは最近、複雑な心もちで、学校へ向かう足取りが重くなった。今年で開校47周年を迎えたが、新入生は年々減る一方で、学校の運営も難しくなってきたためだ。

卒業を控えている3年生を除いて全校生がたったの24人。しかも今年の新入生は12人しかおらず、教師と地元の住民は「このままでは学校がなくなるのでは」と不安を感じている。

教師の一人は「以前は一つのクラスの生徒が50人を越え、あふれるほどだったが、今は学年全体で10人そこそこ。人口が減ったこともあるけれども、両親たちが子どもを田舎の高校に通わせようとしない」と話した。

このように地方の高校に志願する新入生数が減少し、一部の地域では地方教育の基盤が揺らいでいる。

今年、新入生の数が募集定員の50%にも達せず、存廃問題が議論されている学校も多く、いわゆる「非平準化地方名門」と呼ばれていた学校でも定員を割る事例が増えている。

最も深刻なのは江原道地域。江原道教育庁によると、今年、横城郡(フェンソングン)にある甲川(カプチョン)高は30人募集に5人、太白市(テベクシ)の鉄岩(チョラム)高は35人募集に7人が志願しているだけだ。江原道だけでも、定員の50%を割った高校が15校にのぼる。

このような現象は、地方名門校も同様で、元州(ウォンジュ)女子高の13人をはじめ、元州高(7人)、春川(チュンチョン)女子高(5人)、江陵(カンヌン)女子高(4人)などが定員割れとなった。

他の地域も事情は同じ。

忠清北道(チュンチョンブクト)の代表的な名門高である忠州(チュンジュ)女子高が定員(350人)より38人足りず、1942年の開校以来初めて新入生が定員を割った。忠州高は定員350人をかろうじて満たした。忠清北道全体では、一般及び実業高校18校で405人が定員割れを見せた。

京畿道(キョンギド)も、水原(スウォン)、安陽(アニャン)、富川(プチョン)、高陽(コヤン)学群だけで323人の新入生が足りなかった。龍仁市(ヨンインシ)の水枝(スジ)高は、定員を30人以上超えていた昨年と違って、今年は540人定員に505人だけが志願した。

この他、慶尚北道(キョンサンブクト)の安東(アンドン)女子高(11人不足)、全南(チョンナム)外国語高校(4人不足)、済州道(チェジュド)のテギョン高校(18人不足)とテギョン女子高(6人不足)など、かなりの高校で入学定員を割るか、もしくは、かろうじて定員に達している。

江原道教育庁の関係者は「地方高校の名門大合格率が日増しに低くなり、親が子どもをソウルや大都市に進学させようとする傾向が強くなっている」と説明した。

その上、地方名門の場合、内申反映比率が高くなったため、そのメリットはさらに薄くなっているという指摘もある。実際、いくつかの地域では、名門高校の競争倍率は減少傾向にあるのに対し周辺の一般高校は新入生が増えるという珍しい現象も起こっている。

慶尚南道(キョンサンナムド)教育庁の辛判基(シン・パンギ)奨学士は「かつて名門高に集まっていた成績優秀な生徒たちが周辺高校に分散する現象も確かにあるが、全体的に生徒の減少が深刻だ」と説明した。

辛奨学士は「人口の減少は止められないことではあるが、一部の地方学校が奨学金を拡大して成績の優秀な生徒を誘致しているように、地方教育活性化のための地域社会レベルの努力が必要だ」と述べた。