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[社説]大学順位の公開は拡大されるべきだ

[社説]大学順位の公開は拡大されるべきだ

Posted February. 21, 2005 23:03,   

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大学の学問評価を主導して来た韓国大学教育協議会(大教協)が今年から、大学別に順位を決めて公開したのは意味あることだ。大教協の学問評価はその間、「あってもなくてもかまわない」ような要式手続きにとどまって来た。大学別順位を発表しない状態で、相当数の大学に「優秀」判定を下した反面、「不十分」と判定した事例はほとんどなかった。

このように大学評価システムが行き届いてないのは、4年制大学だけで200校に及び、経済規模が世界10位圏である国家では納得できないことだ。知識社会を迎え、大学競争力が国力である時代に生きている。もちろん、大学を評価することは簡単ではない。公正性と信頼性が確保され、大学構成員たちが同意できる結果が出なければならない。そうは言っても、猫も杓子も「優秀」だという「水増し評価」をしたり、序列化を口実に大学自らが評価を拒否するのは、代案にならない。

今回発表された大学順位は機械工学、生命工学、新聞放送学の三つの専攻に過ぎず、上位10位までだけ公開したが、いわゆる名門大でない大学が多数含まれていて目を引く。言い換えれば、努力と投資によって上位に上がれる道が全ての大学に開かれているのだ。大学順位の公開は既存の名声ある大学を自慢しないようにし、他の大学には強力な刺戟剤と作用するはずだ。

今回の順位発表にも不十分な点がなくはない。上位10位までだけ発表するのではなく、もっと拡大する必要がある。今回の評価でも相当数の大学に「優秀」評価を下し、「不十分」な大学は三つの専攻をひっくるめて2校しかない。より厳正な評価が求められる。大学が会費をおさめて運営する大教協が評価主体として限界があるのなら、別途の独立的な機構に任せる方案を検討すればよい。

大学に実力本位の風土を定着させるためには、大学別順位公開は避けられない。教育当局は上位大学に思い切った財政支援をし、教育競争力強化に繋がるようにしなければならない。