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[オピニオン]女性検事

Posted February. 15, 2005 23:09,   

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宋光洙(ソン・グァンス)検察総長に記者が質問した。「女性検事があまりにも多く増えているのではないですか」。宋総長が答えた。「私は近いうちに女性特殊部長が男性検事の脛を蹴飛ばすことを見たい」。36人の女性検事が14日任用されるため、女性検事の数は139人にのぼることになった。全体検事1559人の8.9%だ。検事10人のうち1人が女性である時代が目前に来ているわけだ。わずか5年前前でも、女性検事は29人に過ぎなかった。日本の植民地から回復した直後、有名だった映画「検事と女性先生」(1948年)のタイトルが「女性検事と男性先生」に変わらなければならないほどだ。

◆女性は検事職に合わないというのが通念だった。判事は記録を見たり訴訟当事者たちの話を聞いて判断するが、検事は犯罪容疑者たちと直接争わなければならないため、適切ではないと思われてきた。今は徹夜の捜査が消えたが、夜を明かしながら粘り強い尋問と追及で実体の真実を解明していくのが、簡単なことではないとみられていたからだ。それで検事になっても、いわゆる「認知部署」といわれる特捜部、公安部、強力部には配置していなかったのが慣例だった。

◆女性検事が増えた理由は簡単だ。希望者が多いうえに成績も飛びぬけていいからだ。今回もできれば任用しまいとしたのだが、成績、意志、信念の面で欠点を見つけ出す事ができなかった、というのが面接官たちの話だ。内外の認識も変わった。女性検事特有の柔らかさと細かさが、むしろ有利に働くことがあるという。検察の改革課題である人権保護の捜査とも合致するという指摘もある。

◆このような期待に応えるためには、当事者たちの努力が伴わなければならない。男性検事に劣らないほど前向きで積極的な姿勢で抜群の捜査能力を見せなければならない。17代総選挙の過程で候補争いの不正行為をした選挙運動員を初めて起訴し、選挙文化を変えた城南(ソンナム)支庁のカン・ヒョンミン検事(36、司試38期)。起訴しにくいと言われる医療事故の事件を引き受けて、警察の不起訴意見を押して医者3人を在宅起訴した大邱(テグ)地検の姜壽山那(カンスサンナ)検事(36、司試40期)などのような女性検事が、数多く輩出されなければならない。

李載昊(イ・ジェホ)論説委員 leejaeho@donga.com