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明洞聖堂が生まれ変わる

Posted February. 11, 2005 22:51,   

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ソウル中区明洞(チュング・ミョンドン)のカトリック明洞聖堂が変身を模索している。明洞聖堂は大々的な外壁補修工事を進める一方、運営面でも信者と一般人にもっと近付くための変身を図っている。

▲外壁の補修工事〓昨年7月から外壁の煉瓦入れ替え作業を始めた明洞聖堂は、2007年までに工事を終えるために作業を急いでいる。補修工事を担当しているキム・テウ聖殿保存分科委員長(44、建築家)は「1898年建設された明洞聖堂はこれまでの風化によって外壁の煙瓦が古くて補修が不可避な状況」とし「補修工事のために外壁を実測した結果、全体100万枚余りの煙瓦のうち15万〜20万枚を入れ替えなければならないものと判断される」と話した。これによって最初予想された50億ウォンほどの工事費が80億〜90億ウォンに増えるものとみられる。

今度の補修工事の最大の特徴は原形に近く修復するという。外壁の煙瓦全体を壊して新たに積むことが費用もそれほどかからず、工事も簡単だが、原形を守るために毀損された煙瓦だけ一枚ずつ抜き取った後、新しい煙瓦を挟みこむ方式を採択した。金委員長はこれと関連して「明洞聖堂は我が国の最初のゴシック様式の建物ですでに100年が過ぎたため、きれいに補修して保存すればやがて世界文化遺産に登録される可能性もある」と話した。

明洞聖堂が史蹟第258号に指定されていて補修予算の70%を政府から支援を受けることができるが、残りは独自に調逹しなければならない。このために明洞聖堂は信者たちや関心のある一般人の参加を誘導するために多様な事業を行っている。

まず、外壁補修工事の大切さを広報するために本堂建物のすぐそばに「補修工事展示館」を設置して工事方式などを見せてお金を集めている。これと共に煙瓦1枚に1万ウォンずつ出す「煙瓦奉献」も受けている。聖堂側は奉献者が煙瓦の裏に自分の名前を書いておけば、この煙瓦がどの部分の補修に使われたのかをいちいちコンピューターにデータベース化して後世に残す計画だ。

▲聖堂運営の開放化〓昨年9月、主任司祭に赴任したパク・シンオン・モンシニョル(司教序品を受けなかった元老神父、63)は、聖堂運営の開放化などを通じて誰でも気軽に近付くことのできる聖堂に生まれかわる作業を主導している。パクモンシニョルは「韓国カトリックのメッカである明洞聖堂が祈りと宣教の中心地になるために信者だけではなく、非信者たちも気軽に近付けるように変化を推進している」と話した。パクモンシニョルを含めた司祭と修道女10人余りが毎週日曜日にミサが終わった後、聖堂の前庭に立ち並んで信者たちといちいち握手を交わしながら見送ることも信者たちとの距離を狭めるための方法だ。

特に明洞聖堂は、本堂そばの文化館に昨年6月にオープンしたコストホールを利用して多様な文化行事を行っており、このために司牧会に文化芸術分科を新設した。500席規模で8mの高さの天井にドーム型の音響反射板を設置したコストホールは多様なコンサートに遜色のない施設だ。明洞聖堂は平和放送にこのホールの運営を委託して希望する個人や団体にも貸している。キム・デジン文化芸術分科委員長(38)は「明洞聖堂が単純にミサだけを行う所ではなく、公演の中心地になることができるように5月1ヶ月間コストホールを中心に『カトリック文化祝祭』(仮称)を開く計画」と明らかにした。



金次洙 kimcs@donga.com