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年齢に関する偏見に迫る EBSドキュメンタリー

年齢に関する偏見に迫る EBSドキュメンタリー

Posted January. 23, 2005 23:27,   

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韓国社会で年齢は対人関係においても敏感な要因のひとつである。初めて会って話をする途中、お互いに年齢を聞いたりする。このため、年が下だという理由で職場での昇進や対人関係でも差別される場合も少なくない。しかし、最近は45歳の定年を意味する「サオジョン」や50〜60歳まで職場に勤めると泥棒という「オリュクド」という自嘲交じりの新造語が登場するほど、年長者に対する差別も日常化している。

24〜29日の夜11時に放映されるEBS5部作ドキュメンタリーの「未来の条件—大韓民国、年齢共和国」編は、年齢で差別される人々の話を紹介する。年長者や年少者に対する差別と30代のオールドミスや50代の失職者らを、年齢のために正常でないように見る偏見についても分析する。

1部「あなたは何歳ですか」は、年少者優先原則のために同点で切られ、大学に合格できなかったチョン・ジンム氏の事例を紹介する。チョン氏は国家人権委員会に陳情を出し、救済してもらって現在その大学に通っている。

2部「変えて!1318の挑戦」は、青少年が受けている差別と人権侵害について照明をあてる。青少年がアルバイトをする現場では人権侵害の事例が少なくないという。

3部「就職の苦杯、年齢制限」では、38歳で韓国産業人力公団に入社した最高齢進入社員のチェ・ヨンジョ氏の事例を通じて、年齢を制限する就業規定に対して問題を提起する。

4部「引退を勧める社会」では、高齢が無能力と同じようにみられる傾向を指摘する。韓国では40〜50代の早期退職が、社会と経済にどのような影響を及ぼすかに対する検討さえ殆ど行われていないのが現状である。

5部「年齢は数に過ぎない」では、68歳のクイックサービスのおじいさん、呼称破壊企業、序列文化を克服して創業に成功した学生ら、年齢に対する偏見を破った事例を集めた。



金善宇 sublime@donga.com