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「米国の目標は北朝鮮の変形と非核化、太陽政策とは考え方が違う」

「米国の目標は北朝鮮の変形と非核化、太陽政策とは考え方が違う」

Posted January. 18, 2005 22:42,   

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ブッシュ米政権2期目の中心的な外交参謀として内定されている人物らが口にした対北朝鮮政策のうち、最も具体的なのはスチーブン・ハドリー・ホワイトハウス安保補佐官内定者の発言だ。

昨年12月、ハドリー安保補佐官内定者は、「米国が追求しているのは北朝鮮の政権交代(regime change)ではなく体制の変形(regime transformation)だ」と述べたと、当時ワシントンを訪れていた韓国国会代表団が伝えた。

「太陽政策」の基調と非常に類似している発言だった。北朝鮮に対する韓米間の認識の違いが完全に埋められたということだろうか。在韓米軍再配備交渉はもちろん、詳細な対北朝鮮政策問題にまで深く係わってきた韓半島担当の米政府高官にこの問題から聞いた。「体制の変形とは何か」。

同氏はこの質問に対し、「もしかしてリーダーシップの変形(leadership transformation)という言葉を聞き間違えたのではないか」と聞き返した。体制の変形はリーダーシップが変わらなければ不可能だという意味に聞こえた。また、今の段階ではブッシュ政権内部で幅広く使われている概念ではないような気がした。しばらく黙った後、同氏は言い続けた。「ハドリー補佐官内定者が体制の変形を話したならば、たぶん進化(evolution)を暗示した言葉であろう。体制を運営する考え方が変わらなければならないという意味だ」

—「体制の変形」という言葉は太陽政策を思い浮かばせる。

「体制変形の究極的な目標は非核化だ。つまり現在の北朝鮮政権が核を放棄する戦略的選択をするように誘導することだ。反面、太陽政策は経済分野(交流を通じた北朝鮮の開放誘導)に重点を置く。また、タイムフレーム(スケジュール)も違う。太陽政策は大変な忍耐力を持って数十年をかけて北朝鮮の変化を引き出すことだ。しかし、核問題の解決は至急である」

—北朝鮮に対する圧迫の手段として北朝鮮を除いた5カ国会談も可能だという話をほかの高官がしたが…。

「5カ国会談の可能性を排除できない。しかし、米国を除いたほかの関係国が同意するかどうかの問題が残る。関係国が会談に出席するかどうか。北朝鮮はかえって『好きなだけやってみろ。あなたたち同士で会談した後、後で話し合おう』というふうに出るかも知れない」

—もし6カ国会談が物別れになれば、米国の対北朝鮮政策はどんな方向に向かうのか。「昨年6月、3回目の会談の時、米国はかなり詳細で野心に満ちた提案をテーブルの上に持ち出した。詳細な内容が気になっていたならば、北朝鮮は詳しく質問するためでも、9月に合意されていた4回目の会談に出席しなければならなかった。ところが出てこなかった。それがまだ疑問である。もし、北朝鮮が会談を拒否し交渉のテーブルに着かなければ、解決の方式(approach)を変えなければならないという声が強まっている。どの内容の『ムチ』になるか、その範囲と内容はまだ決まっていない。もちろん、外交的な解決を最も好むが、全てのオプションはテーブルの上にある」



金正眼 credo@donga.com