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中高生の10%「授業が理解できない」

Posted January. 11, 2005 22:58,   

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小中高校生の学業成就度では、都市部と農村の地域別格差が明確になっており、学年が上がるほど学業の成就度は落ちて行く傾向を見せた。これは生徒10人のうち1人は基礎学力の不足で授業が理解できずにいることを意味する。

教育人的資源部は、韓国教育課程評価院が2003年に小学校6年生、中学校3年生、高校1年生全体の1%である全国573校の1万8843人を対象に行った「2003年国家水準学業成就度評価」の分析結果を11日発表した。

今回の評価では国語、社会、数学、科学、英語の各科目で必ず知っておくべき必須基礎学習要素を評価して、成就水準によって優秀学力(大部分理解)、普通学力(相当部分理解)、基礎学力(部分的理解)、基礎学力不足など4段階に分けた。

性別による学業成就度は、中学校の数学と高校の科学で男子生徒がやや高かっただけで、他のすべての学年、科目では女子生徒が高かった。

▲基礎学力不足はどの程度?〓すべての科目で基礎学力以上となったのは小6=95%、中3=89%、高1=88%で、学年が上がるほど低くなった。

2001〜2002年の調査と比べると、基礎学力不足者の割合は小学生で1%→4%→5%、中学生が5%→7%→11%、高校生は6%→10%→12%と、毎年高くなってきた。

基礎学力不足の割合は学年が上がるほど高くなったが、これは小学校からの学習不足が累積したためと分析された。

▲地域間格差くっきり〓大都会と中小都市の生徒がすべての学年と科目で町村地域より進んでいるが、大都会と中小都市の間にも、科目によって違いが出た。

小学生はすべての科目で大都市平均が中小都市より0.04〜1.27点高かった。小学校の社会平均は大都会=161.6点、中小都市=160.54点、町村地域=158.12点だった。

中学生の場合、社会科学は中小都市が高く、国語、数学、英語は大都会が高いなど、波が見られた。

高校の成就度はすべての科目が中小都市、大都会、村落の順で高かったが、中小都市の生徒が大都会より0.49〜1.95点高かった。中小都市が高い傾向を示したのは評価を取り始めた2001年から続いている。

評価院のチョン・グヒャン研究員は「村落地域の優秀な生徒が近隣中小都市の良い高校に進学するため、中小都市が大都会より成就度が高い」とし「一方、大都会は近隣地域からの生徒流入がないことも一因」と説明した。

詳しい内容は、東亜(トンア)ドットコム(www.donga.com)と評価院のホームページ(www.kice.re.kr)でも見ることができる。



李寅𨩱 inchul@donga.com