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[オピニオン]外界語

Posted January. 11, 2005 23:01,   

한국어

ネットで使われる言葉の文法破壊は、自国の言語を美しく守りたがる世界各国にとっては悩みの種。英語にはある程度自信があると思う人も、ネット上で「c u in ur office 4 aftnoon mtg. tx.」のような書き込みに出くわせば首をかしげるだろう。「See you in your office for afternoon meeting, thanks」という意味の文章だが、早く楽に書くためにスペリングを省き、文法を破壊して大胆に縮約したのだ。mtg(meeting:会合)という言葉は今や堂々と辞書にも載っている。

◆「セム」(ソンセンニム:先生)、「バンガ」(バンガウォヨ:こんにちは)、「オソァヨ」(オソワヨ:いらっしゃい)などは、ネット言葉に暗い中高年層でも、文脈を考えれば意味を推定できる。携帯メールなら、親指を使って手早く文字盤を打ち、限られた文字数内で送らなければならないため、そのような縮約が必要になるかもしれない。納得できる。顔文字(エモティコン、emoticon)もやはり中高年層には馴染み薄いものの、どこかかわいい面もある。子供から「携帯電話を買ってくれないとㅠ.ㅠ(泣き顔)」などのような電子メールを送られたら、笑ってしまうだろう。

◆ところが、外界語(ギャル文字)にはあきれてしまう。昨日、本紙1面に載った「읍ㅎ℉를_ㅁ|てつ효_∩∇∩★」という外界語が、「お兄さん、信じてる」という意味だというから、あ然とするばかりだ。ネット言葉が単に書きやすさと速さを追求する過程で生まれたものだとすれば、外界語は自分たち同志で使う暗号だと言える。ハングル、漢字、英語、日本語、キリル文字や各種の符号を継ぎはぎして宇宙人の文字に似ていることから付けられた用語だ。

◆若者の遊びでありゲームのようなものだと、外界語を寛大に思う見方もある。一時的な流行であり、そのうち冷めてしまうという話だ。しかし、意見や情報を明瞭に伝える作文教育の重要性を軽んじてはならない。言葉はその時代のコミュニケーションの手段であり、文化の核である。言語破壊はコミュニケーションの断絶と文化の荒廃化を招きかねない。外界語はその赤信号ではないか。

黄鎬澤(ファン・ホテク)論説委員hthwang@donga.com