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上半期に集中した予算…懸念される下半期の予算不足

上半期に集中した予算…懸念される下半期の予算不足

Posted January. 04, 2005 22:41,   

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政府は今年全体予算の66.7%(130兆ウォン)、社会間接資本(SOC)予算の86.6%(14兆5526億ウォン)をそれぞれ上半期に集中させる組み方をし、財政を通じた景気テコ入れ策に本腰を入れることにした。

予算の早期割り当ては、景気低迷による苦肉の策だという評価とともに、副作用も少なくないだろうという懸念の声も出ている。財政を上半期に豊かに振り向ければ、下半期には予算不足で補正予算を編成することになり、結局財政収支の悪化につながりかねないからだ。

政府は4日、国務会議で政府予算を上半期に集中させるのを柱とする「2005年度予算割当て計画」を確定した。

今年上半期の予算割当ての割合(66.7%)は、昨年比3.0ポイント高いもので、史上最高のものだ。上半期の資金振り向けも全体予算の62.0%である121兆ウォン規模で、昨年より8.0ポイント高まった。

SOC予算16兆8083億ウォンのうち、14兆5526億ウォンが上半期に組まれたことから、政府の工事発注が早期に行われる見通しだ。また、資金の早期執行を後押しするため、韓国銀行(中央銀行)の借入限度枠を昨年の8兆ウォンから18兆ウォンに増やすことにした。

四半期別の全体予算割当ては△第1四半期42.1%(81兆9823億ウォン)△第2四半期(4〜6月)24.6%(48兆271億ウォン)△第3四半期(7〜9月)18.9%(36兆8931億ウォン)△第4四半期(10〜12月)14.4%(28兆545億ウォン)などだ。

延世(ヨンセ)大学経済学部の李斗遠(イ・トゥウォン)教授は「景気低迷などを考えれば、予算の早期編成に賛成だ」としながらも「政府が市場に資金を流して景気を持ち直そうとした場合、民間部門の活力が低下したり、非効率的な事業に財源が投じられる可能性に注意すべきだ」と指摘した。



孔鍾植 金昌源 kong@donga.com changkim@donga.com