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「仁術のコリア医療団」、スリランカに行く

「仁術のコリア医療団」、スリランカに行く

Posted January. 04, 2005 22:42,   

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「スマトラ沖大地震と津波による被災者に暖かい助けの手を差し伸べましょう。」

東亜(トンア)日報と高麗(コリョ)大学付属病院が、共同で7日からスマトラ沖大地震と津波による被災国で医療ボランティア活動を行う。

第1次の医療活動は13日までの1週間にわたって行われ、その成果を踏まえて今後第2次の医療ボランティア・チームを派遣する予定だ。現地での医療活動の詳細は本紙に掲載される。

医療活動は今回の災害で数万人が死亡し、100万人に近い被災者が出るなど、被害が最も大きいスリランカのコロンボ周辺で行われる。

同地域では現在、医療陣の治療がほとんど受けられないため、患者が急増しているうえ、さまざまな感染症が広がっている。

医療ボランティア・チームは、医科大学の教授5人や看護婦4人など合わせて15人からなる。これまでに海外へ派遣された医療ボランティア・チームで単一機関としては最大の規模となる。特に、団長を務める感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授をはじめ、消火器内科の金鎭饁(キム・ジンヨン)教授、小児科の宋大鎭(ソン・デジン)教授、家庭医学科の尹度景(ユン・ドギョン)教授、泌尿器科の朴泓錫(パク・ホンソク)教授などの著名な教授らが多数参加している。

医療ボランティア・チームは、第1次活動では何より防疫活動を最優先する計画だ。現在、スリランカでは、当局は否定しているものの、コレラが発生したと知られている。現地の消息筋によると、地震と津波の後、遺体の処理がままならず、飲み水の汚染によって水を媒介とするさまざまな感染症が広がっているという。

今回の医療チームが、感染症分野の権威である金宇柱教授を団長としていることもこうした事情と無関係ではない。

医療チームは感染症の更なる拡大を防ぐためにマラリア接種などの応急措置とともに、現地の人々を対象に教育も並行して実施する計画だ。このため、医療団は抗生物質や解熱鎮痛剤、応急薬品、消毒薬などのさまざまな種類の薬品を100種余り確保している。

出発式は7日午前、高麗大学付属のアンアム病院で行われる。

金団長は「今回、派遣される地域は他の地域より被害が大きいのに、外部から孤立しているため、まだ医療陣の手が届いていない。被災者たちに韓国人の暖かい心が伝わるよう、ベストを尽くしたい」と述べた。



金相勳 corekim@donga.com