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小学校で人性教育をする

Posted January. 02, 2005 22:34,   

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▲授業の中身は〓計6学期(16週ずつ)過程である同プログラムは、既存の詰め込み主義教育ではなく、一人一人が価値観と判断力を培えるようにした。自分の体験を直接話して討論するなど、児童みずからが授業を進行するように組まれた能動的プログラムであることが特徴。

また、「尊敬する偉人を見習ってみよう」などを通じて、道徳的原則と目標を立てるようにし、「イジメ体験」や「親の役割体験」など、役割を変えて他人の心を推し量る、合理的な理解心や包容力もやしなえるようにした。

この他、「友達の長所を早く言う」、「1万名に聞いてみました。インターネットで遭う不快な経験」のようなゲームで、状況による道徳的判断力がやしなえるように構成されている。

プログラム開発の責任を受け持った文竜鱗(ムン・ヨンリン)ソウル大教育学科(元教育部長官)教授は、「過去の家族中心社会では、家庭での詰め込み主義道徳教育が学校教育を補完したが、同い年の集団または匿名性が保障されたインターネットなどのような群衆中心の現代社会では、道徳律に対する一人一人の独立的判断が強調されている」と話した。

文教授は、「小学生のリーダーシップ」プログラムは、このような理論的背景を土台に製作されたと説明した。

▲プログラムの開発背景〓教育部が同プログラムを開発したのは学校暴力、イジメ、試験での不正行為などが社会問題化しているため、これを予防するための初期段階での人性教育の必要性が提起されたためだ。

ソウル大教育研究所と社団法人「明るい青少年支援センター」が昨年、全国小中高生たちを対象に実施した「道徳的判断が必要だった事例」に対する調査結果も、心配しなければならない水準だった。

調査で小中高校生たちは、「お互いに違った科目が得意な学生同士で答を交換するのは、そんなに悪いことか」、「イジメは悪いが、その学生が普段変わった行動をしたり、友達と親しくしたりできないのなら、当たり前の結果だ」という反応をみせたという。

また、「通りすがりの女子学生を友達と一緒に強引に集団セクハラした事があるが、集団に残るためには仕方がなかった」などの内容も含まれていた。

文教授は、「過ちを犯した学生たちがそれをまともに認識できてないのは、主体的な道徳的判断能力と行動力が欠けているためだ。我々の道徳教育のパラダイムは、主体的かつ能動的な思考のできる教育に変わらなければならない」と強調した。



金栽瑩 jaykim@donga.com