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「北極の地図見るだけでドキドキ」探検家が語る新年の抱負

「北極の地図見るだけでドキドキ」探検家が語る新年の抱負

Posted December. 31, 2004 23:07,   

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北極は海であるため、随所にリード(lead・氷の割れ目)が多く、少し気を抜けばここに落ちる。リードを渡る訓練は、江陵(カンヌン)の連谷川(ヨンゴクチョン)でそりを2台ずつつないで行った。

クリスマスには、五臺山・老人(オデサン・ノイン)峰のチン峠道10kmあまりをバスタイヤーを引きずり出して登った。江原道平昌郡(カンウォンド・ピョンチャングン)のスキー場フィニックスパークでは、150kgにもなるそりを引いた。朴氏と1994年南極遠征の経験のあるホン・ソンテク隊員、南北極点遠征を一緒にしていたオ・ヒジュン隊員は、たやすくそりを引いた。ところが、経験のないチョン・チャンイル隊員と「ヨット世界一周の記録保有者」カン・ドンソク隊員のそりは、ややあって横にすべり転んでしまった。

「北極の地図を見るだけでもどきどきします。再び北極点に挑戦でき、なんてうれしいんだろう…。今度こそ必ず北極点に到達してまいります」。

朴氏は03年4月25日、北緯86度地点(53日目)で戻った手痛い記憶がある。今度こそ失敗を繰り返さないため、限界すれすれのきつさで訓練する。力の強さでは負けないオ・ヒジュン隊員が「前々に漢拏山(ハルラサン)の頂上までの荷物運びサービスで海外遠征費用を稼いだときも、このようにきつくはなかった」とあきれたほどだ。朴氏も「あー死にそう」としきりに弱いことを口にしてこそいるが、すべての訓練を若い後輩隊員たちと同様に消化している。

「99%不可能なことならばたいていあきらめるが、私は1%の希望さえあればあきらめはしません。まず、自分の体を北極に適応できるように鍛えないと」。

朴氏は昨年1月13日に無支援探検の世界最短記録(44日)で南極点を踏んでおり、自信を取り戻した。「03年北極点遠征の際、丸3年を準備してきました。でも、いざ現地に足を運んでみたら、足りないものが一つ二つではなかったんです。」

朴氏は、昨年9月北極点遠征のベースキャンプ候補地であるカナダのレゾルート(北緯74.9度)に現地の下見に行ってきた。その後11月まで氷点下40度〜氷点下50度の酷寒で耐えられるように体脂肪を増やすのに力を入れた。朴氏は、来月25日スタートする予定だ。



田昶 jeon@donga.com