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来年から生ゴミの直接埋め立てを禁止

Posted December. 29, 2004 23:09,   

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29日午後、京幾道城南市盆唐区(キョンギド・ソンナムシ・ブンダング)のある長屋団地。主婦の朴さん(44)はいつもと同じく指定場所に従量制ゴミ袋を捨てていた。

取材チームが、「ゴミ袋の中に生ゴミがあるか」と聞くと、朴さんはそっけない顔で、「蜜柑の皮を捨てた」と答えた。

取材チームは同じ場所で住民たちの了解の下、他のゴミ袋をいくつかを開けてみた。果物の皮、魚の残り物、食べ残した野菜、調味料でまみれたビニール袋などが発見された。

「生ゴミを従量制袋に捨ててはいけないのを知っているか」と言う質問に、朴さんは、「生ゴミを収去ボックスに入れればお金がかからないが、従量制袋に捨てれば自分のお金がかかるのに、どうして問題になるのか」といぶかしそうに聞いた。

△必ず分別して捨ててください=しかし、来年の1月1日から、朴さんのように生ゴミを従量制袋に捨てて摘発されれば、5万〜10万ウォンの過料を払うことになる。

実は、すでに1997年から、全国の市以上の地域では生ゴミを分別して捨てることになっているが、今年末までは過料賦課などの不利益はない。

しかし、来月からは、市以上の地域の自治団体では、生ゴミの埋め立てが禁止され、分離して捨てることが強制事項になる。

生ゴミを間違って捨てれば、個人だけが過料を払うのではない。自治団体所属のゴミ運搬車が生ゴミが混ざったゴミを埋め立て地に入れる時摘発されれば、全てのゴミが捨てられないようになる。首都圏埋め立て地管理公社は摘発されれば罰点6点を賦課し、車を直ちに戻させる方針だ。

△準備の不行き届きで混線が憂慮=新しい制度の施行が差し迫っているにもかかわらず、政府と地方自治体らの広報不足で、このような変化を知らずにいる市民が少なくない。

生ゴミ処理施設自体が不足な地域もある。取材チームが全国各市道の準備状況を点検した結果、光州(クァンジュ)の場合1日平均110t、蔚山(ウルサン)は1日平均44tの生ゴミ処理容量が足りないことがわかった。

これらの地域では、下手すると莫大な量の生ゴミが通りに放置されるか、悪臭を匂わせながら臨時保管所に保管される「ゴミ大乱」が起きる可能性すらある。

しかし、他の大半の地方自治体では、分別収集さえまともにできれば、自主的にゴミを消化できるとみられる。

現在、飼料化と堆肥化施設での処理容量は、全国的に1日平均1万1335tで、05年度に発生すると予想される1日平均生ゴミ1万1863tに相当近づいている。

△地域ごとに異なる生ゴミの分類基準=生ゴミの分類基準が地方自治体別にそれぞれなので、家庭で排出する時、多少の混乱が予想される。市民たちは基礎自治団体別に生ゴミの種類をいちいち確認しなければならない。

例えば、済州(チェジュ)ではわかめと昆布を生ゴミ箱に捨ててはいけないが、全羅北道(チョンラブクド)地域ではしょうがの皮がいけない。春川(チュンチョン)はキムチの漬け込みのゴミを一般ゴミに分類する。

このように基準がそれぞれである理由は、各地方自治体が保有した処理施設が違うためだ。

キムチの漬け込みのゴミは飼料としては使用が可能だが、堆肥を作ろうとすれば溶けてしまうので、堆肥化施設だけ保有した地方自治体はこれを生ゴミに分類することができない。

腐った食べ物の場合、堆肥化施設ではリサイクルが可能だが、飼料化施設ではリサイクルができない。



李完培 roryrery@donga.com