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「冬季の肌の白い斑点、細密観察が必要」

「冬季の肌の白い斑点、細密観察が必要」

Posted December. 26, 2004 22:52,   

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世界的なポップ歌手マイケル・ジャクソンは黒人だが、顔は白人のように白い。

ジャクソンはある記者会見の場で、「白斑症がひどくて、仕方なしに残りの肌を脱色した」と明らかにした。白い斑点が多くて大きいため元の状態に戻すより正常な黒い肌を白くした方がいいという主治医の意見に従ったという。

ジャクソンが白人に憧れたかどうかは分からない。しかし、とにかく白斑症が外見に自信を失わせ激しいストレスを誘発することは事実だ。最近、病院を訪ねる患者が急増したのもこのためだ。

白斑症はメラニン細胞が消失して肌に白い斑点ができる病気。原因は明らかになっていないが、免疫体系の異常でメラニン細胞が破壊されるという説が有力だ。

100人のうち1、2人の割合で見られる。20歳以前に主に生じ、20〜25%で家族歴を見せる。国内には40万人の患者がいると推定される。

●冬季には一層の細かい観察が必要

白斑症は季節の影響を受けない。肌の性質とも関係がない。しかし、病院を訪ねる人々は晩春から夏までが多い。紫外線に肌が露出して白い斑点が見つかりやすくなるからだ。

一方、冬には病院を訪ねる患者が意外に少ない。ほとんどは白い斑点を角質やはたけぐらいに思って無視するためだ。それに肌の白い人は斑点ができても識別が難しい。他の季節より露出の少ないことも斑点を見つけるのに難しい部分だ。

問題は、このような中で斑点が拡散するということだ。初期の6ヶ月以内に見つければ治療が簡単だ。しかし、斑点がてのひらほどの大きさになると、治療期間も長くて手術さえ容易ではない。

肌を細かくよく見よう。最初には1、2個の小さな白い斑点から始まる。眉毛、口内の粘膜、性器の周辺など部位に関係なく白い斑点ができる。

●紫外線療法で治療率が高まった

白い斑点は広がってある瞬間止まる。それではこれ以上悪化したりはしない。しかし自然治癒や完治はできない。斑点が小さいときに見つければステロイド軟膏である程度治療が可能だ。

紫外線療法が使われてから平均治療率が50〜70%まで上がった。それに過去には紫外線が斑点周辺まですべて黒く焼いたが、最近斑点部位だけ正確に焼ける方法が開発されて脚光を浴びている。ただこの手術は1回に5万ウォン以上と少々高くつく。

紫外線療法は毎週2回ずつ1年ほど持続すれば効果が出る。また顔、体、腕、脚などには皮膚の色を取り戻す効果が大きいが、手足など身体の先の部分には効果が少ないというのが短所だ。長期間治療すると、そばかすができることもある。

このような治療が効果がない場合は正常な肌を切り取って移植するか色素を加えたりする。頭や眉毛が白くなる白毛症が一番治療が難しい。特に髪の毛は皮膚の移植が必要な場合が多い。医者との相談が必須だ。

ジャクソンのように正常な肌の色素を取り除いて残りの部位と合わせたりもする。韓国では珍しい方だ。1年間薬物を使えば永久的に白い肌になる。ただ紫外線に露出すれば脱色した肌が黒くなる可能性があるため持続的な管理が必要だ。

(ヘルプ=セブランス病院皮膚科の朴允基教授、ソウル・アサン病院皮膚科の崔智皓教授)



金相勳 corekim@donga.com