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[オピニオン] 長生きする女性

Posted December. 21, 2004 23:01,   

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世界で最も長生きしたと確認された人は、フランス人女性のジャンヌ・カルマンさん。1875年2月21日に生まれ122年5ヵ月2週間を生きた。21歳で結婚し、娘が一人いるが、孫よりもさらに37年長生きした。生活習慣がそれほど正しかったわけでもない。彼女は毎週チョコレート2ポンドを食べ、117歳までタバコを吸っていた。性格は楽天的だった。「どうしようもないことに対しては心配もするな」が座右の銘だった。

▲どこの国でも100歳を越える長寿者の大半が女性。これまで出た研究結果をまとめれば、遺伝的・環境的要因とも男性に不利になっている。男性は若い時、競争的、攻撃的な性向が強く、事故や自殺による死亡率が高い。韓国では100歳以上人口で、女性は男性より11倍多い。戦争のせいもある。女性は男性より免疫細胞も多い。女性ホルモンが心臓病予防やがん細胞抑止に役立つという研究結果もある。

▲男女関係に関する研究で有名なアラン・ピース、バーバラ・ピース夫妻は、男性の寿命が短い理由として、引退後の誤った自己管理を挙げている。引退した男性は激しいストレスを受ける。ストレスの多い職業を持っていた男性ほど、引退後早死にする。引退した男性はアイデンティティを失ったかのように落ち込み、活力を失っていくにつれ、身体の抵抗力が共に落ちていく。これに比べて女性のアイデンティティは男性より多面的だ。保護者、母親、祖母、主婦、社交家、友人、妻、恋人、宗教家、料理人などなど。多面的な女性の生活に引退はない。金儲けはやめたものの、より面白い人生が待っている。

▲女性がストレスに対応する技術も健康コードに近い。男性はストレスを受けると、飲み過ぎ、食べ過ぎ、吸い過ぎに走る。女性は買い物をしたり友達とおしゃべりをしては、笑って吹き飛ばす。笑えばエンドルフィンが分泌されて苦痛を和らげ、免疫体系を強化する。女性は年老いても家事をして体を動かすため健康にいい。ただでさえ不利な遺伝因子を持って生まれた男性だ。生活管理すらうまくできず、どうして女性より長生きができよう。

黃鎬澤(ファン・ホテク)論説委員 hthwang@donga.com