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修能不正行為者と教育当局管理の不行き届きさに非難

修能不正行為者と教育当局管理の不行き届きさに非難

Posted November. 30, 2004 23:17,   

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携帯電話を利用した大学修学能力試験(修能)の不正行為が全国的に行われていたことが明らかになり、受験生と父母たちは、不正行為の当事者たちと教育当局の試験管理不行き届きを厳しく非難している。

市民らも「再試験が取りざたされるなど、落ち着かない雰囲気のため、受験生はとても不安な思いをさせられている」とし「一日も早く徹底的な捜査が行われ、不利益を最小限にとどめることだ」と口をそろえた。

△強まる風当たり〓浪人生の金ドンジク氏(20)は「公正な競争をせず、不正行為を犯した生徒たちに裏切られたような気がする。こつこつ勉強してきた受験生がバカを見るような格好だ」と憤慨している。

高校3年生の金ホングン君(19)も「一握りの生徒たちのため、今回の修能が全国的に問題となり、いらいらしている。早く事態が収拾し、論述など次の試験準備に集中できるようになってほしい」と述べた。

受験生の父母であるユ・ヒョンジャ氏(46・女)は「試験の監督から事後対策にいたるまで、教育人的資源部(教育部)の手の打ち方が甘すぎる」と不満をぶつけた。

とりわけ、試験当日の監督不行き届きに対する非難の声が、インターネットでひしめいた。

ネチズン(ネット利用者)の「hyun_1105」は、あるサイトに「監督の先生たちは反省すべきだと思います」という書き込みを載せ「身分証明書を持ってこなかったり、携帯電話を外に出していない生徒たちがいたにもかかわらず、大して気をつけなかった。この際、修能を廃止し、大学の手で選ぶようにすれば」と主張した。

ソウル地域のある受験生は「受験時間にきちんと監視せず、MP3で音楽を聞いていたり、ヨガをするなど、監督がかなりずさんだった」と、監督教師に対する不満をぶつけた。

父母の金氏(50)も「一生懸命勉強した生徒のみ損するような気がして、不愉快だ。学校や政府はカンニングのやり方にある程度気づいていたのに、なぜそこまで監督がずさんだったのか理解に苦しむ」と非難した。

△「厳正かつ迅速な対処を」〓全国教職員労働組合(全教組)、韓国教員団体総連合会(教総)など、教育団体も同日声明を出し、政府当局の厳正な対処を促した。

全教組は声明で「携帯電話を利用した不正行為は、修能試験そのものの公信力に取り返しのつかない打撃に与えかねない。」とし「教育当局と捜査当局の厳正な対策作りが不可欠だ」と述べた。 教総の韓載颿(ハン・ジェカプ)スポークスマンは「公正に試験を受けた多数の受験生が被害をこうむらないよう、徹底した捜査が行われるべきだ」とし「この事件を契機に、修能試験管理の問題点について考え直し、政府レベルで実効性のある対策を話し合うことにした」と述べた。

「真の教育に向けた全国父母会」の張恩淑(チャン・ウンスク)事務処長は「水際でこのような事件を防げなかった教育部の責任が大きい。該当者をあぶりだしてきちんと処罰し、できる限り早く今回の事件を片付けるべきだ」と話した。

ソウル・シンリム高校3年生の朴教諭(50)は「光州(クァンジュ)で不正行為が初めて明らかになったときから、全国的に行われていただろうと思った。受験のプレッシャーが原因だというふうに甘く処理するのではなく、過ちに対しては厳しく処罰してこそはじめて、カンニング不感症が根絶できる」と述べた。

浪人生の朴チュオン氏(20)は「今回、いい加減に収拾をつけたりすると、来年もまた、やり方だけを変えた不正行為が発生するのが落ちだ。まじめに勉強した受験生たちの不安を減らすためにも、捜査を徹底すべきだ」と話した。



全智媛 申水晶 podragon@donga.com crystal@donga.com