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底所得層の半分以上が「赤字生活」

Posted November. 30, 2004 22:59,   

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全国10世帯のうち3世帯は所得より支出が多い赤字状態であることが分かった。

特に、所得最下位30%階層は世帯の半分以上が赤字に喘いでいることが調査の結果わかった。

統計庁が30日に発表した今年の第3四半期(7〜9月)の家計収支動向によれば、消費支出が仮処分所得(所得から税金と年金納付額など非消費支出を引いたもの)より多い赤字世帯は、全体の27.6%と調査された。

赤字世帯の割合は、今年第1四半期(1〜3月)には31.4%だったが、第2四半期(4〜6月)には27.3%に減少した後、再び上昇傾向に変わった。

所得下位30%の階層は、全体の50.4%が赤字状態であることがわかり、低所得者層の生活苦が深刻であることがうかがえた。

1世帯当たり月平均所得は288万7500ウォンで、昨年同期比7.3%増加した。移転所得は年金受恵者が増えたことから、20.0%増加した。

しかし、消費者物価上昇率を勘案した実質所得は249万7900ウォンで、昨年同期比2.8%増加に止まった。

月平均家計支出は232万8700ウォンで、昨年同期比6.8%増加した。

実質所得は事実上足踏み状態である中、税金、年金、健康保険料など非消費支出は13.6%も急増し、民間消費回復にブレーキを掛けていることと表われた。特に、税金(直接税)納付額は昨年同期比11.9%も急増した。

家計支出のうち消費支出は5.7%増加した。部門別には今夏、蒸暑さでクーラー購買が増えたことから、家具家事用品費が13.5%増加した反面、被服履き物費と教育費はそれぞれ1.0%、2.8%の増加に止まった。

上位20%に入る世帯の月平均所得は588万5700ウォンで、下位20%階層の平均所得80万6100ウォンの7.30倍だった。これは昨年同期の7.08倍より高いことから、貧富の格差が昨年よりむしろ膨らんだことを表わした。

これは今年第3四半期、上位20%階層の所得は昨年同期比9.4%増加した反面、下位20%階層の所得は6.1%増加に止まったためだ。



孔鍾植 kong@donga.com