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スターの体作りブームと正しいダイエット法

スターの体作りブームと正しいダイエット法

Posted November. 28, 2004 23:04,   

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最近、写真集を出した「ヨン様」ペ・ヨンジュンの筋肉作りダイエットが関心を集めている。ペ・ヨンジュンは、ニワトリの胸肉など脂肪の少ない高蛋白の献立と運動でナイスボディーを作ったと言う。

「輪ゴム体重」と呼ばれる映画俳優ソル・ギョングのダイエットも驚くべきだ。ソル・ギョングは映画『力道山』のために4ヶ月間で94kgまで体重を増やし、また3ケ月で70kg台半ばに減らす早い姿になった。

果して彼らはどのような方法で体作りをしてきたのだろうか。彼らに対する女性ファンの歓呼に刺激された男性たちがバーベルを再びしっかり握りしめている。まねてもいいこととまねてはならないことを調べてみよう。

▲筋肉を育てるには、緻密な作戦と粘りが必要〓ギリシアの彫刻のようなボディーを作ったペ・ヨンジュンは一日中運動ばかりしていたのだろうか?

違う。ただ運動だけたくさんしてもナイスボディーになるわけではない。運動と献立に対する地道で徹底した管理が必要だ。筋力運動の効果は普通8週間以上経つと現われる。太った人は筋肉の輪郭を現わすためにまず有酸素運動で体重を減らさなければならない。

成人男性の筋力運動は7〜10RB(Repetition Maximum)で3セットの繰り返しが適当だ。RMはそれ以上できない強度を意味する。セットとセットの間には30〜90秒程度休む。女性は15〜20RM程度が良い。大きい筋肉で始めて小さな筋肉で仕上げる。

献立では砂糖と塩の攝取を減らす。砂糖は満腹感がないうえに熱量が高くて体脂肪を増やす。塩分は食欲を刺激して体重を増やせる。

苦労して作った筋肉を維持するためには、運動量を減らしたときに食べる量も必ず減らさなければならない。

▲急激なダイエットは危険〓ソル・ギョングはたくさん食べる方法で体重を増やした後、少し食べてたくさん運動して体重を減らした。体重を変化させる要因は体脂肪、筋肉の二つ。短い期間に体重を増やしてから減らす場合、これら体成分の間のバランスが崩れる危険が大きい。

たくさん食べて少し動けば熱量が残って大部分脂肪として体内に蓄積する。ところで少ししか食べずに無理な運動で急に体重を減らすときは、脂肪だけではなく筋肉も一緒に減る。熱量が急に不足すれば筋肉に保存されたグリコーゲンがまずエネルギーに分解されるからだ。

体重を減らしても体脂肪を集中的に減らさないと、胴回りが減らない。太るときに生じた体脂肪が、痩せるときに減る同じ重さの筋肉より体積が大きいからだ。成人男性は主に腸の間に脂肪が積もって成人病の原因になる。

急に体重を大幅に減らせば脱水症の危険も大きい。水分が急に減れば腎臓に負担がかかり血圧が落ちてめまいがする。カリウムなど電解質のバランスが崩れて心不全を呼ぶこともある。

体脂肪を集中して減らすことは簡単ではない。運動で消費することができる熱量は一日に300Calを超えにくい。脂肪攝取を減らして蛋白質は十分に食べながら、ゆっくり体重を減らさなければならない。

(ヘルプ=ソウル白病院健康増進センターの姜載憲教授、江北三星病院・肥満体形管理クリニックのパク・ヨンウ教授)



孫宅均 sohn@donga.com