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ソウル教育庁、修能前に「カンニング注意」教育していた

ソウル教育庁、修能前に「カンニング注意」教育していた

Posted November. 23, 2004 23:15,   

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ソウルの一部の一線教育庁が、大学修学能力試験(修能)前日の16日、インターネットで流れていた「修能怪談」と関連して、各高校の進学指導担当教師を呼んで異例に特別教育を実施していたことが、23日確認された。

これは当時、「修能怪談」に対して教育当局がかなり神経を尖らせていたことを表しており、光州(クァンジュ)の場合、不正行為の企図説がどこよりも具体的に取り上げられていたにもかかわらず、これに対して生ぬるい対処をしたために事態が拡大したという指摘は避けられそうにない。

ソウル市教育庁は15日、傘下の11の教育庁に「マスコミ報道やインターネットで流れている書き込みを見ると、不正行為が憂慮される」とし、「携帯電話の取り締まりなどを特に徹底的にしてほしい」という内容の公文書を配布した。

これを受け、一線の教育庁では、進学指導担当教師らを修能前日に招集したり、公文書を配布して、これに対する教育を実施した。

本紙が入手したある教育庁の会議資料には、「最近インターネットには『修能怪談』といって、受験生たちが集団で小型携帯電話を使って不正行為を企てるという書き込みがある」とし、「今の時期になると例年出てくるうわさであり、無視できない内容だ」という注意が含まれていた。

同資料にはまた、「インターネットの書き込みには、腕ぬきに入れてメッセージを送ればばれないという内容が堂々と書かれている」という具体的な不正行為の手口まで紹介し、予防を求めた。

ソウルのある高校の進学指導部長は、「例年、試験前日に教師らを呼んで教育してきたが、今回のように強度の高い注文は異例だった」と話した。

他校のある教師も、「修能の2日前にニュースでこのような憂慮が報道されたせいか、携帯電話を回収する問題を教育庁が徹底的に注意していた」と説明した。

これと関連して、ソウル市教育庁中等教育課の関係者は、「修能の1週間前頃、教育人的資源部から携帯電話の使用などと関連した注意を要請する公文書が送られてきた。注意を格別に喚起させるために各教育庁にこれを伝えた」ことを明らかにした。

光州市教育庁も8日、「修能不正行為予防のための特別措置」という公文を管内の全ての高校に配布し、さらに9日、試験場を管理する31校の教頭及び教務部長会議を通じて、監督の強化や有意事項などを教育したことを明らかにした。

また16日には、各学校単位で監督官及び派遣官会議を開き、不正行為防止の教育を実施したという。

しかし光州市教育庁が取った事前措置は、ソウルで実施されたものよりも強度が低く、結果的に受験生たちの不正行為が大規模に行なわれたにもかかわらず、摘発することができなかった。

そのうえ、事前に修能不正行為に関する具体的な情報提供まであり、警察が捜査を申し入れたにもかかわらず、これに十分に対処できなかったという指摘を受けている。