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見当のつかない標準点数、立ち往生する進学指導

見当のつかない標準点数、立ち往生する進学指導

Posted November. 18, 2004 23:23,   

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▲「私の成績はどの程度なの」〓人文系列学部を志望するJさん(18・ソウル陽川区木洞)は、定時募集で志願すべきか、それとも2学期の随時募集で下降志願すべきか悩み迷っている。

Jさんは「外国語が模擬評価より10点も低下し、定時で希望する大学にいけるかどうか不安なの」と今にも泣き出しそうな顔で話した。

ところが、担任教師は「外国語領域の全体平均が低くなれば、標準点数をよくとるとこができる」とし「随時に合格すれば、定時に応じられないのだから、何も即断することはない」と慰めた。

特定領域で修学能力試験の最低学力基準を満たさなければならない2学期の随時募集「条件付合格者」も、領域別等級に対してまったく見当がつかないので、いてもたってもいられない。

景福(キョンボク)高校の朴君(18)は、慶熙(キョンヒ)大学の漢方医学部の随時に合格したが、数理、外国語、科学探求のうち、2領域で最低学力基準である1等級をとれるかどうかわからないので、定時の準備を考慮している。

延世(ヨンセ)大学の2学期の随時に条件付合格したナムさん(18・ソウル陽川区新亭洞)も、「数理(Ⅰ)が難しかったので模擬評価より20点以上も低下し、気が気でない」と話した。

ソウルA女子高校のYさん(18・ソウル陽川区新亭洞)は「正確な成績を知って、初めて大学と選考にあわせて論述面接に備えることができるわけだから、成績が出るまで、なかなか勉強に手をつけることができない」と述べた。

▲教師たちも「基準がない」〓一線の高校には、子供の点数が何等級なのかを問い合わせる父母たちからの電話が殺到している。

しかし、教師らは「標準点数で換算すれば、原点数と違う結果が出るはずなので、何も答えられず、歯がゆい思いをするばかりだ」と打ち明けた。

ソウル景福高校のチョン・インギル教諭は「成績が出るまでは五里霧中だ」とし、「原点数の基準である過去の進学指導資料さえ、使い物にならなくなったのでお手上げの状態だ」と吐息をついた。

ソウル尚文(サンムン)高校のチョ・チュファン教諭は、「進学相談が難しいので、いったん大学別の要綱にしたがって論述を準備するように指導するほかない」と述べた。

▲一部領域、満点者多いよう〓社会探求の一部科目がやさしく出題され、原点数の満点者が多い場合、1問題間違えただけでも、標準点数で3等級になるという懸念の声も出ている。

標準点数で換算した場合、全体平均が高いほど原点数が満点だとしても受験生の標準点数は低くなり、同点者は同じ等級として処理するからだ。

ソウルのある高校では、同日に仮採点を行ったところ、あるクラスで倫理を選んだ6人全員が50点満点を取ったという。

ソウルのA女子高の場合、韓国地理の満点者は299人のうち20人だったが、社会文化は334人のうち1人に過ぎなかった。両科目の平均もそれぞれ40.72点と36.17点で、4点以上も差が開いた。



李那姸 孫曉林 larosa@donga.com aryssong@donga.com