Go to contents

冬季を健康に過ごす室内空気管理のこつ

Posted November. 17, 2004 23:21,   

한국어

ドアを閉めて暮す時間が長くなる冬がやってきた。窓を長い間閉めておくほど、室内空気の質は悪くなるばかり。冬季、大都市の事務室や住宅、食堂など室内の有機化合物濃度が夏季より最高25倍まで高く出るという研究結果もある。冬を暖かくて健康に過ごすのに必要な空気の管理法や暖房対策を集めた。

▲決め手は換気〓換気とは室内空気を完全に外部のものに入れ替えることをいう。できれば、1時間に1回ずつ、1日に少なくとも午前と午後一度ずつは換気をした方が良い。室内空気が完全に入れ替えられるよう、ベランドの窓を開けた時は、反対側の窓も開けておいた方が良い。10分ぐらいは開けておく必要がある。

特に室内でガス暖房器機やガスレンジを使った場合は、必ず換気しなければならない。特に、キッチン側の窓を良く開けて、ガスレンジなどから出る有害ガスを早く外へ出すのが重要だ。

ウェルビーング(Well−being)のためには、湿度と温度も重要な要素だ。冬季の適正な室内温度は18〜22度、湿度は55%ぐらい。この程度の温度はやや寒く感じられるが、セーターを着るほどのこれぐらいの温度では微生物の繁殖が抑えられ、健康に良いという。

冬季、加湿器を使用しすぎて、暖房温度まで引き上げた場合、壁面に水蒸気ができてカビが発生しやすくなる。新築の家の場合、暖房温度を低くすれば、その分有機化合物の発生も減らせる。

▲植物で空気の質と湿度管理〓冬季は湿度が低くなりやすい。この場合、葉っぱが水蒸気を多く出す植物を育てば、湿度を高めるのに役立つ。建国(コングク)大学園芸科学科のソン・ギチョル教授(韓国園芸治療協会長)は、「ほとんどの植物が湿度調節に役立つ。特に黄椰子は蒸散作用が強くて、冬季の湿度調節に適している」と勧めた。

室内の相対湿度を知らせる指標植物を育てるのも良い方法だ。ボストンワラビやアーディアンタムが代表的な植物だ。こうした植物は、湿度が40%以下に下がれば枯れてしまう傾向があるからだ。

これらの植物が良く育つぐらいなら、それほど悪くない湿度を維持していると考えても良い。噴霧器で水をやるたびに、周辺の空気にも十分水を撒けば、室内の湿度を高められる。

冬季には日照時間が短くなるため、日当たりの良い場所に植木鉢を移しておいた方が良い。植物の葉の先が黄色く変わっていたら、水が足りない場合が多いので、そのたびに水をやる方が良い。

▲暖房状態は予めチェック〓冬季、室内が暖かくなければならないのが基本だ。最も簡単な熱管理の方法は、人工の張り紙を使って窓のすき間を埋めること。ディスカウントストアーなどへ行けば、手軽に使える様々な製品が買える。価格は1〜2万ウォンぐらい。

建築して10年以上が経った住宅の場合、ボイラーを稼動させたのに、それほど温かくなかったら、暖房パイプの取り替えを考慮した方が良い。

LG化学インテリア事業部デザイナーのユ・スンミン氏は、「10年が経てばパイプに錆ができて暖房効率が下がる。取り替えには1週間ぐらいがかかるため、本格的な寒さが始まる前に点検する必要がある」と述べた。同氏は、床は温かいのに室内温度が上がらないときは、窓を二重窓に取り替えるのも方法だとつけ加えた。



許振碩 jameshuh@donga.com