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豪州とウルグアイ、W杯ただ一つの枠に挑む

豪州とウルグアイ、W杯ただ一つの枠に挑む

Posted November. 24, 2001 12:23,   

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「最後の一枚の本大会へのチケットを決して逃すことはできない」。

オセアニア州代表の豪州と南米のプライド、ウルグアイが2002FIFAワールドカップ(W杯)本大会最後の32番目の出場枠をめぐり最後の勝負に挑む。

26日午前(韓国時間)、ウルグアイ・モンテビデオで2002ワールドカップオセアニア1位の豪州と南米5位ウルグアイのプレーオフ第2戦が開かれる。

W杯本大会出場権の確保は両国にとって切実な問題。ウルグアイは90年イタリア大会に出場して以来94年と98年連続で苦杯をなめた。一方、豪州は74年ドイツ大会に出場して以来6度の失敗を味わった。

12年ぶりに本大会出場を狙うウルグアイにとっても、28年ぶりに出場権獲得への意欲に満ちた豪州にとっても、この勝負はそれこそ背水の陣を敷いて挑む最後の決戦。

20日、豪州メルボルンで開かれた第1戦では豪州が1−0で勝ち、とりあえず有利な立場に立った。しかし、ホームグラウンドで最後の勝負を行うことになったウルグアイは、総力戦で大どんでん返しを狙う。

ウルグアイが第1戦で敗したとはいえ、第2戦で2ゴール差以上で豪州に勝てば逆転も可能だ。ウルグアイが1−0で勝てば、ゴールデンゴールが適用される延長戦が行われ、ここでも勝負がつかなければPK戦に持ち込まれる。しかし豪州は、ウルグアイに1−2で負けたとしても、アウェイゴール方式に従って出場権が手に入るため、多少有利だ。

最後の試合に向けたムードは、22日に豪州サッカー代表チームがモンテビデオに入城した日から盛り上がった。

空港から入国した豪州選手らは、ヤジを飛ばしこぶしを振り回すウルグアイのサッカーファン達から脅され、豪州政府当局の要請を受けたウルグアイ警察800人に警護してもらう羽目になった。豪州は選手らの健康管理のために、代表チーム専属のコックを派遣するなど万全を期している。

ウルグアイ代表チームもまた、特別軍用機で豪州から帰国した後、練習場面も公開せず、秘密裏に訓練を進め最後の力を振り絞っている。

豪州は体力とスピードが自慢のMFハリー・キーウェルとブレット・エマートンを主軸に半分手に入れたワールドカップへのチケットを確実なものにしたい考え。反面、ウルグアイは肩の負傷で第1戦に出場できなかったストライカーダリオ・シルバまで投入し総攻勢で逆転を狙う。



stt77@donga.com