北朝鮮と英国が国交樹立に合意

朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）と英国は12日、大使級の外交関係を、直ちに樹立することで合意したと発表した。

両国は、お互いの首都に常駐代表部を開設し、開設準備までには、英国側はソウルに大使級の代理人を配置し、北朝鮮はストックホルムか、ジュネーブに大使代理を駐在させることにした、と明らかにした。

韓国外交通産省はこの日、声明を通じて「北朝鮮と英国間の外交関係の樹立が、双方関係の改善だけでなく、南北朝鮮間の和解と協力を通して、朝鮮半島の平和と安定に肯定的な役割を果たすだろうと期待している」と、歓迎の意を示した。

北朝鮮と英国は97年3月、両国間で政治対話が始まって以来、3年8ヵ月ぶりに国交樹立に至り、北朝鮮は朝鮮戦争以後、50年ぶりに正常的な国家関係を樹立することとなった。

英国との国交樹立に伴って、北朝鮮が国交樹立した国家は138ヵ国に増え、欧州の主要国の内、まだ北朝鮮と外交関係を締結していない国は、フランスとドイツぐらいだ。