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ジャイアンツ・李政厚、本塁打性の打球を捕球しようとして肩脱臼し途中交代

ジャイアンツ・李政厚、本塁打性の打球を捕球しようとして肩脱臼し途中交代

Posted May. 14, 2024 08:38,   

Updated May. 14, 2024 08:38

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李政厚(イ・ジョンフ=26、サンフランシスコ・ジャイアンツ)が守備中に肩を負傷し、途中交代した。精密検診の結果、負傷が深刻であることが明らかになれば、長期間の欠場が避けられないものと見られる。

李政厚は13日、本拠でのシンシナティ・レッズ戦に1番・中堅手で先発出場した。1回表2死満塁のピンチで、相手の6番ジェイマー・キャンデラリオが放った本塁打性の打球を捕球しようとジャンプした李政厚は、フェンスにぶつかってはグラウンドに倒れた。この打球はフェンスの上部に当たってグラウンドに落ちたが、その間走者3人が全員ホームに帰った。

2分近くをグラウンドに倒れていた李政厚は、ベンチから駆けつけたチーム首席トレーナーに支えられてグラウンドを後にした。李政厚のポジションにはタイラー・フィッツジェラルドがかわって守備についた。自打球を足に受けて3試合連続で欠場し同日復帰した李政厚は、この負傷で打席に一度も入ることができず、再び戦力から離脱することになった。

ジャイアンツは李政厚の負傷について、最初は「捻挫(sprained)」と発表した。しかし、6-5で勝利した後は「脱臼(dislocated)」と訂正した。捻挫が単純にひねりなら、脱臼は関節部分で骨が本来の位置からはずれた状態だ。「分離(separated)」という表現を使ったジャイアンツのボブ・メルビン監督は「良くないようだ。明日、磁気共鳴画像装置(MRI)の検査をしなければならないが、良くないのは事実だ」と話した。検査の結果、脱臼と判明すれば、短くない期間の欠場が予想される。状況によっては手術を受ける可能性もある。

李政厚は韓国プロ野球のネクセン(現キウム)時代にも同じ部位を2度負傷したことがある。2018年6月19日、蚕室(チャムシル)での斗山(トゥサン)戦で、7回表に逆転3塁打を放ち、足で3塁に入ったが、滑った後に左肩を抱え込んだ。肩の骨から上腕の骨がはずれないように支える関節唇が破裂したという診断を受けた李政厚は、1ヵ月後の7月19日になってようやく復帰した。また、同年10月20日、ハンファとの準プレーオフ第2戦では、9回裏の守備の途中、スライディングキャッチをしていたところ、同じ部位を怪我し、結局、関節唇縫合手術を受けた。今回負傷した部位も当時と同じ部位なのかはまだ確認されていない。

ジャイアンツは最近、主力選手の相次ぐ負傷に苦しんでいる。この日の試合前までは外野手のマイケル・コンフォートが太ももの負傷で故障者リストに入り、捕手のパトリック・ベイリーはウイルス性の病気で先発ラインナップから外された。


李憲宰 uni@donga.com