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「ナチスと同じ」vs「自衛権行使」イスラエルとイランが国連で激突

「ナチスと同じ」vs「自衛権行使」イスラエルとイランが国連で激突

Posted April. 16, 2024 09:02,   

Updated April. 16, 2024 09:02

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イランの初のイスラエル本土攻撃後、招集された国連安全保障理事会(安保理)緊急会議で、利害関係国として出席したイランとイスラエル側が激突した。欧米諸国は概ねイランを非難しながらも、イスラエルの報復攻撃に対して自制を求めた。

14日(現地時間)に招集された安保理会議で、イスラエルのエルダン国連大使は、イランのドローン攻撃の場面が収録されたタブレットPCを掲げて見せ、「イラン政権はナチス政権と変わらない。安保理はイランのテロ行為を阻止するために可能な限りの制裁を課すべきだ」と批判した。一方、イランのイラバニ国連大使は、「国際法に基づく自衛権を行使するしかなかった」とし、「(イスラエルの追加挑発の場合)イランは国民と国家安全保障、主権、領土を守るための断固たる決意を持っている」と警告した。

米国のウッド国連代理大使は、「米国は他の加盟国と協議し、国連でイランに責任を問うことができる追加措置を模索する」としながらも、「米国は戦闘の拡大を望まない」と言及した。一方、中国とロシアは、「イスラエルのイラン大使館攻撃が問題だ」と述べた。

グテーレス国連事務総長は、「中東は瀬戸際にある」とし、「(各国は)中東の複数の戦線で大規模な軍事衝突につながりかねないいかなる行動も避けることが極めて重要だ」と「最大限の自制」を求めた。


金玹秀 kimhs@donga.com