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結婚が1年間で2000件増加、12年ぶりに持ち直し

結婚が1年間で2000件増加、12年ぶりに持ち直し

Posted March. 20, 2024 08:39,   

Updated March. 20, 2024 08:39

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昨年の婚姻件数が1年前より約2000件増え、12年ぶりに持ち直した。新型コロナの影響で延期された結婚が集中した結果と分析される。特に、外国人との結婚が3000件増え、全体婚姻の増加傾向を牽引した。しかし、ほとんどの赤ちゃんは結婚した夫婦から生まれ、出生児数の先行指標とされる婚姻件数は、3年連続で19万件台にとどまった。

19日、統計庁が発表した「2023年の婚姻・離婚統計」によると、昨年の婚姻件数は19万3657件と集計された。2022年より1.0%(1967件)増えた規模で、婚姻件数が前年より増加したのは2011年以降初めてだ。

婚姻件数は、2012年に前年比で0.6%減少したことを皮切りに、2022年までずっと減少傾向だった。コロナ禍の2020年は前年より10.7%、翌年の2021年は9.8%が減り、年間婚姻件数は初めて20万人台を割り込んだ。昨年、再び増加に転じたが、2021年(19万2507件)以降、3年連続で19万件台にとどまり、コロナ禍前の水準を回復できずにいる。

婚姻件数の持ち直しが続くかどうかはまだ分からない。昨年11月と12月の婚姻件数は、1年前よりそれぞれ4.4%と11.6%減少した。通常、新年になる前に婚姻届を出そうとする夫婦が多く、年末は婚姻件数が増える傾向を見せているが、昨年は上半期(1~6月)の婚姻件数が下半期(7~12月)より9700件多かった。統計庁のイム・ヨンイル人口動向課長は、「今年の婚姻件数の増加は、コロナ禍のために引き伸ばされた結婚需要が反映された影響であり、婚姻が引き続き増加するかどうかを判断するためには、今年の推移を見守らなければならない」と話した。

婚姻件数が増加傾向に転じたのは、国際結婚の影響が大きかった。昨年、外国人との婚姻件数は1万9717件で、前年より18.3%(3051件)増えた。全体婚姻件数で国際結婚が占める割合は10.2%で、2010年(10.5%)以降13年ぶりに10%を超えた。国際結婚が前年より3051件増加したにもかかわらず、全体婚姻件数の増加幅が1967件に止まったのは、韓国人同士の結婚が1084件減ったためだ。

特に、韓国人男性とベトナム人女性の結婚が4923件で、1年前より48.3%伸び、最も大きな増加幅を見せた。統計庁は、コロナ禍以降の回復過程で、婚姻関連の外国人入国者が増えていると見ている。国際結婚は、コロナ禍で入国禁止措置が取られた2020年と2021年にそれぞれ35.1%と14.6%減少し、2年ぶりに1万541件減少したことがある。

初婚夫婦の平均年齢は高くなる傾向にある。昨年の平均初婚年齢は男性が34.0歳、女性が31.5歳で、それぞれ1年前より0.3歳と0.2歳上昇した。10年前よりは、それぞれ1.8歳と1.9歳高くなっている。これは1990年に関連統計を取り始めて以来、最も高い水準だ。

昨年の離婚件数は9万2394件で、1年前より0.9%減少した。離婚件数は2020年から4年間減少している。2010年代初めから婚姻件数が持続的に減り、離婚件数も共に減ったものと分析される。


世宗市=チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com