Go to contents

「休み休みにしたけど」、斗山がオープン戦でプロ野球史上3度目の無敗1位

「休み休みにしたけど」、斗山がオープン戦でプロ野球史上3度目の無敗1位

Posted March. 20, 2024 08:40,   

Updated March. 20, 2024 08:40

한국어

斗山(トゥサン)が8勝1分けの無敗でプロ野球のオープン戦を1位で終えた。オープン戦全勝こそならなかったが、歴代3度目の「オープン戦無敗」をマークして23日のシーズン開幕を迎える。

斗山は19日、ハンファとの最後のオープン戦で7-7で引き分けた。前日まで8戦全勝をマークしていた斗山は、7回表まで7-4でリードしたが、7回裏にブルペン陣が3点を奪われ、引き分けで試合を終えた。斗山がオープン戦を1位で終えたのは2014年(4勝2敗5分け・勝率0.667)以後10年ぶりで、通算6度目(1984、1990、1994、2000、2014、2024年)。オープン戦無敗記録は1995年のロッテ(5勝1分け)と1999年のハンファ(5勝)に続いて斗山が3度目だ。

「オープン戦1位」がレギュラーシーズンでも良い成績を出るという保証はない。オープン戦はプロ野球発足翌年の1983年に初めて導入されたが、これまでオープン戦1位チームが韓国シリーズの頂上に立ったのは7回(1987年ヘテ、1992年ロッテ、1993年ヘテ、1998年現代、1999年ハンファ、2002年三星、2007年SK)だ。昨年もオープン戦で1位と2位だったハンファと三星(サムスン)は、レギュラーシーズンではそれぞれ9位と8位に止まった。

それでも斗山選手団の雰囲気はいつになく希望に満ちている。18日のハンファ戦で本塁打を2本を放ち勝利をけん引した主力捕手の梁義智(ヤン・ウィジ)は、「オープン戦で良くないと不安な気持ちでシーズンを迎えるけど、成績が良ければ開幕戦をもっと軽い気持ちで迎えられる。今のように引き続きうまくやればいい」と話した。

斗山の李承燁(イ・スンヨプ)監督も、「オープン戦を消化しながら無理に勝とうとした試合は一度もなかった。投手はあらかじめ決めていた順番で登板し、主力野手陣も1試合に2、3回打席に立った後は休憩を取った」とし、「選手たちがペースを早く上げてシーズン開幕の準備をしたようだ」と話した。

斗山はオープン戦で投打ともに安定した戦力を見せた。「ワンツーパンチ」のラウル・アルカンタラとブランドン・ワデルに加えてクァク・ビン、チェ・ウォンジュン、キム・ドンジュまで5人が先発ローテーションを全うした。代表投手に成長したクァク・ビンは18日、米大リーグのロサンゼルス・ドジャースとのスペシャルマッチ(練習試合)にも先発登板し、2回1失点を記録した。

リリーフ陣には「怪物新人」キム・テギョンが登場し緊張感を吹き込んだ。2次ドラフト1位で斗山に入団した右腕のキム・テギョンは18日のドジャース戦でテオスカ・へルナンデスとジェームズ・アウトマンを三振に仕留めた。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「球速は時速91マイル(約146キロ)程度だったと思うが、実際には時速96マイル(約154キロ)の威力があったと思う」と称賛した。チョン・チョルウォンが抑えを務める斗山は、ホン・ゴンヒが健在で、昨シーズンに先発も務めたイ・ヨンハもブルペンに加わった。打線では中心打者のキム・ジェファンが復活した。昨年、打率.220、10本塁打と振るわなかったキム・ジェファンは、オープン戦で打率。244(18打数5安打)、1本塁打、6打点を記録した。

昨年まで大リーグでプレーした柳賢振(リュ・ヒョンジン)が12年ぶりに復帰したハンファは、3位(5勝2分け3敗)でオープン戦を終えた。柳賢振はオープン戦に2度先発登板し、2勝、防御率3.00を記録し、レギュラーシーズンでの活躍に期待を高めた。斗山監督時代にチームを7年連続韓国シリーズに導いた金泰亨(キム・テヒョン)監督が新指揮官に就任したロッテは8位(3勝5敗)だった。


李憲宰 uni@donga.com