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海外で大ブームのKラーメン、過去最高の売上

海外で大ブームのKラーメン、過去最高の売上

Posted March. 18, 2024 08:55,   

Updated March. 18, 2024 08:55

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「Kラーメン」の輸出ブームに乗って、主要ラーメンメーカー各社は昨年、過去最高の売上を達成した。

農心(ノンシム)は14日、昨年、前年比9.0%増の売上高3兆4106億ウォンを記録したと明らかにした。営業利益は89.1%増の2121億ウォンで、売上と営業利益共に史上最大の業績だった。

農心の関係者は、「グローバルインフレが続く中、安い価格でおいしく一食を済ませられるラーメンの魅力が浮上し、大きな成果を上げた」とし、「昨年は全体売上の約37%、営業利益の50%以上が海外から出た」と話した。

三養(サムヤン)食品も海外輸出額が増え、過去最大の業績を上げた。三養食品は、昨年の売上が前年比31.23%増の1兆1929億ウォンを記録し、初めて「1兆クラブ」入りした。営業利益は1468億ウォンで、初めて1000億ウォンを超えた。オットゥギの売上は3兆4545億ウォンで、前年比8.5%成長し、過去最大値だった。

ラーメンメーカーの好業績には、海外売上の貢献が大きい。農心は、米国で第2工場が稼動し、昨年米国法人の売上と営業利益が前年比それぞれ10.4%と131.4%伸びた。三養食品は、昨年第4四半期(10~12月)は、中国最大のショッピングイベントである光棍節(11月11日)だけで130億ウォン分を販売した。オットゥギは、海外売上の割合が10%でまだ農心と三養食品よりは低いが、ラーメンを中心に海外輸出額が伸びている。

ラーメンメーカー各社は、輸出を増やすための投資を続ける計画だ。農心は今年下半期(7~12月)中に、米国第2工場の生産ラインを増設する。オットゥギは昨年8月、米法人のオットゥギ・アメリカ・ホールディングス傘下に製造会社のオットゥギ・フード・アメリカを設立した。

食品メーカーの関係者は、「海外では、ラーメンが(国内に比べて)高く売れるうえ、国内人口の減少など内需萎縮の要因もあり、ラーメンメーカーの海外市場への狙いは続くだろう」と話した。


チョン・ソヨン記者 cero@donga.com