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LG電子、自動運転ロボットベンチャーに790億ウォン投資

LG電子、自動運転ロボットベンチャーに790億ウォン投資

Posted March. 13, 2024 08:43,   

Updated March. 13, 2024 08:43

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LG電子は12日、グーグルエンジニア出身者が設立した米国の人工知能(AI)基盤の自動運転サービスロボットのスタートアップ「ベア・ロボティクス」に、6000万ドル(約790億ウォン)を投資すると明らかにした。株式売買取引が終われば、LG電子はベア・ロボティクスの筆頭株主になる。

ベア・ロボティクスは2017年、米シリコンバレーのレッドウッドシティで設立された自動運転ロボット会社だ。グーグルソフトウェアエンジニアのテックリード(技術責任者)として働いたハ・ジョンウ代表が率いている。最高技術責任者(CTO)をはじめとする主要職務に、グーグルなど巨大IT企業出身のエンジニアが大勢布陣している。ベア・ロボティクスは、AIベースの自動運転屋内配送ロボットはもちろん、商業用ロボットのソフトウェアプラットフォーム、多数のロボットを制御する群集制御技術、クラウドベースの管制ソリューションの分野などで優れた技術力を保有していると評価される。

今回の持分投資は、短期収益を追求する財務的投資ではなく、事業ポートフォリオの高度化の観点から行う戦略的投資の一環だというのがLG電子の説明だ。

LG電子は、商業用ロボットの分野を「未来の成長エンジン」に決め、投資を増やしている。2017年の空港案内ロボットサービスを皮切りに、配送や物流、防疫などへと事業範囲を広げている。LG電子の関係者は、「商業用ロボットの場合、AI基盤ロボットプラットフォームの標準化が重要になっている。商業用ロボットの拡張性を広げるために、今回の投資を進めた」と明らかにした。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com