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[総選挙D-30]スイング・ボーター戦争、ソウル18、京畿22、仁川4の選挙区が最大の激戦地

[総選挙D-30]スイング・ボーター戦争、ソウル18、京畿22、仁川4の選挙区が最大の激戦地

Posted March. 11, 2024 08:41,   

Updated March. 11, 2024 08:41

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4・10総選挙を30日前に控え、与野党の公認および対対決構図が次々と決まる中、首都圏内の「スイング・ボーター(浮動層)」地域の票取り合戦が本格化している。ソウル(48議席)、京畿道(キョンギド=60議席)、仁川市(インチョンシ=14議席)の首都圏122議席は、全国で議席が最も多いだけでなく、中道層が厚く、総選挙最大の激戦区とされている。

10日、東亜(トンア)日報が第19代から21代までの総選挙結果を分析した結果、ソウル49の選挙区(第21代総選挙基準)のうち18区(36.7%)で3回あった総選挙のうち1度以上勝利政党が変わっていることが分かった。京畿道は59区のうち22区で、仁川市は13区のうち4区で与野党ともに3期連続での当選を許さなかった。与野党は今回の総選挙でも、「首都圏を制する党が勝利する」と見ている。与党「国民の力」は、「スイング・ボーター地域で必ず勝利し、金浦(キムポ)など首都圏地域を奪還する」と意気込んでおり、最大野党「共に民主党」は、「ソウル漢江(ハンガン)ベルトと江北(カンブク)のスイング・ボーター地域を中心に必ず守り抜く」と支持層の結集を呼びかけている。

ソウル漢江ベルト9区のうち、龍山(ヨンサン)と銅雀(トンジャク)乙、中区(チュング)-城東(ソンドン)乙の3区で勝利政党が1回以上変わった。龍山は第19代選挙ではセヌリ党が、第20代では「共に民主党」、第21代は再び「国民の力」の前身である未来統合党が勝利した。銅雀乙は、第19代と第20代は「国民の力」の前身であるセヌリ党が勝ったが、第21代は「共に民主党」が勝利した。中区-城東乙は、第20代の選挙区区割りにより選挙区が一部調整されたが、城東乙だけを見ると、第19代は「共に民主党」の前身である民主統合党、第20代はセヌリ党、第21代は「共に民主党」が勝利した地域だ。

ソウル市内で通常「共に民主党」が優勢とされる恩平(ウンピョン)乙、江北甲、道峰(ドボン)乙、蘆原(ノウォン)甲・乙など江北地域でも、有権者は特定政党だけに票を投じることはなかった。恩平乙は第19代でセヌリ党が一度勝利した後、第20代、第21代はすべて「共に民主党」が勝った。江北甲と道峰乙は、「共に民主党」、セヌリ党、「共に民主党」の順で1回ずつ勝利政党が変わった。「国民の力」が優勢な江南(カンナム)乙と松坡(ソンパ)乙でも第20代総選挙で「共に民主党」が1回ずつ勝利した。松坡丙は第19代はセヌリ党が勝利したが、第20代、第21代はすべて「共に民主党」が勝利した地域だ。

京畿道内の22のスイング・ボーターには、水原(スウォン)地域の5つの選挙区を指す水原ベルトに位置する水原丙、金浦市のソウル編入論をめぐって対立している金浦甲・乙などが含まれた。仁川では延寿(ヨンス)甲・乙、富平(プピョン)甲、西甲など4区が最近の総選挙で選挙結果が変わった。

同日までに確定した与野党間の対決構図が決まったのは全国では計193区。未確定は61区だけだ。ソウルは48区のうち42区で与野党の候補が確定した。京畿では44区、仁川では11区の与野党候補が確定した。


金志炫 jhk85@donga.com