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KDI「AI導入で青年雇用や賃金が減少」

KDI「AI導入で青年雇用や賃金が減少」

Posted March. 06, 2024 08:45,   

Updated March. 06, 2024 08:45

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人工知能(AI)技術の導入により、青年層の働き口と賃金が減っていることが分かった。また、AIの拡大は、中間水準の熟練度を持つ人材への需要は減少させる一方、専門職の人材需要は増加させた。

韓国開発研究院(KDI)労働市場研究チームのハン・ヨセフ・チーム長は5日、KDIと韓国銀行が共同で行った「労働市場セミナー」で、このような内容の「人工知能の技術が労働市場に及ぼす影響」について発表した。ハン・チーム長が、企業パネルデータと地域労働市場データを分析した結果、AIの導入が労働市場に及ぼす影響は労働者の年齢と学歴、職業別に異なることが分かった。

特にAIの導入で、15~29歳の青年層が大きな打撃を受けている。15~29才の男性は雇用が減少し、同じ年齢の女性は、雇用と共に賃金も減っていることが分析の結果わかった。30~44歳の男性も、賃金の減少が観察された。最終学歴別では、短大以上の卒業者に及ぼす影響が大きかった。短大以上を卒業した男性は、雇用または賃金が減り、女性は賃金減少がはっきりと現れた。

ただ、職業別に見れば、男女共に専門職の雇用は増加した。AIの活用が増えても専門職に対する需要は着実に増えている。一方、飲食店にキオスク(無人端末)が導入され、従業員が減るなど単純労務職とサービス職の雇用は減った。サービス職や販売職、事務職などの中間熟練職の場合、賃金も減少した。

ハンチーム長は、「AI技術は大手企業中心に導入されており、働き口に相当な影響を及ぼしている」とし、「このような変化が急速に進むなら、労働市場の柔軟性向上や社会セーフティネットの強化と共に、青年の働き口に対する特別な関心が必要だ」と指摘した。


世宗市=ソン・ヘミ記者 1am@donga.com