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汝矣島広さの27倍、動物保護NGOが南アフリカのサイ牧場を買収

汝矣島広さの27倍、動物保護NGOが南アフリカのサイ牧場を買収

Posted September. 06, 2023 08:38,   

Updated September. 06, 2023 08:38

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野生動物保護活動に取り組む非政府組織(NGO)の「アフリカンパークス」が汝矣島(ヨイド)の広さの27倍に達する南アフリカにある世界最大のサイ牧場「プラチナム・ライノ」を買収したと4日(現地時間)明らかにした。アフリカンパークスは、同牧場で飼育していた絶滅危惧種のミナミシロサイ2000頭あまりを今後10年間、自然に送り返すと発表した。

アフリカンパークスは同日、「南アフリカ政府の支援と緊急募金などを通じて農場とサイを全て買い取ることに合意した」とし、「10年内にサイを安全に野生に戻すのが目標」と明らかにした。南アフリカのノースウエスト州にある牧場の規模は汝矣島(2.9平方キロメートル)の約27倍に当たる78平方キロメートル。世界的な希少動物であるミナミシロサイを集中的に飼育している。

南アフリカの著名な環境運動活動家であるジョン・ヒュームさんは、ミナミシロサイなどを密猟者から保護するために1億5000万ドル(約2000億ウォン)をかけてこの牧場を作った。警備員だけで100人にのぼる。しかし、新型コロナウイルス感染拡大以後、訪問客の激減などで財政難が深刻化すると、ヒュームさんは今年3月1000万ドルで牧場を売りに出した。当時、ヒュームさんは「豪華ヨットを買う代わりにサイの絶滅防止を望む億万長者が牧場を買ってほしい」と明らかにしたが、NGOが最終的に買収した。


カイロ=キム・ギユン特派員 pep@donga.com