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パリで愛されているKフード「家でチャプチェを作って食べてます」

パリで愛されているKフード「家でチャプチェを作って食べてます」

Posted July. 03, 2023 08:26,   

Updated July. 03, 2023 08:26

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「家でプルコギとコチュジャンチキンを作って食べます。今日は海苔と海藻類がとても新鮮だったのでたくさん買いました」

先月30日(現地時間)、フランス・パリにあるルーブル博物館の地下展示室「カルーゼル館」。「2023パリKフードフェア」が真っ最中の会場で会ったアイルランド人のニッキー・フラナガンさんは海苔、ラーメンなど韓国食材と手軽な食べ物を買い物バックにいっぱい詰めてこのように話した。韓国農水産食品流通公社(aT)パリ支社が同日から2日間開催した行事には、フランス人はもちろん観光客も足を運び韓国料理を試食し、浅漬けキムチ作りなどの体験イベントに参加した。

フランス人主婦のロサ・ニオスベラさんは、「コリアンスーパーで材料を買って、のり巻きとチャプチェを作って食べる」とし、「ゴマとごま油の香りが好き」と話した。韓国料理が食堂だけでなくヨーロッパの一般家庭の台所にまで浸透しているのだ。

韓国食品輸出企業の「サムジングローバルネット」のパク・ヒョンフ・チーム長は、「新型コロナウイルス禍の期間、家庭食の需要が増えたが、KドラマやKポップフィバーで韓国料理が注目されヨーロッパ人も家で韓国料理を作って食べている」と話した。このため、韓国の貿易赤字が拡大している中でも、農食品の一部品目の輸出は顕著な成長を見せている。aTによると、今年1~5月のラーメン、酒類、コチュジャンの輸出額は前年同期比それぞれ74%、61%、45%増加した。

欧州企業は、高まる韓国料理の需要に応えるため、韓国料理のレシピ映像を制作している。オランダのアジア食品輸入企業ビグリー・コーポマンのシルヴァン・ライネン代表は、「直接製作した韓国料理レシピ映像を20余りの言語に翻訳しユーチューブにアップロードする」と説明した。

鄭煌根(チョン・ギョングン)農林畜産食品部長官はK-フードフェア最終日に現場を訪ね、「輸出企業とバイヤーをマッチングさせ、カルフールなど現地の有力流通企業の入店をサポ―トすることでKフードがヨーロッパ市場に円満に進出できるよう積極的に支援する」と明らかにした。


趙은아 achim@donga.com