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ホワイトハウス「バイデン大統領、韓国に拡大抑止の約束をするだろう」

ホワイトハウス「バイデン大統領、韓国に拡大抑止の約束をするだろう」

Posted May. 07, 2022 08:35,   

Updated May. 07, 2022 08:35

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バイデン米大統領の20日の訪韓を控え、北朝鮮が核実験再開の動きを見せる中、ホワイトハウスは5日(現地時間)、韓米首脳会談で北朝鮮の核脅威の拡大を抑止するための鉄壁の安全保障を再確認することを明らかにした。バイデン氏はまた、韓国と日本にウクライナに対する軍事支援を要請する考えだという。

サキ大統領報道官は同日、記者会見で、バイデン氏のアジア歴訪中に開かれる韓米・日米首脳会談について、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験など北朝鮮の不安定行為を考慮して、韓国と日本の安全保障に対する約束を明確にするだろう」とし、「拡大抑止力を含む米国の約束を再度強調するだろう」と明らかにした。米国の「核の傘」の強化が主要議論になることを明らかにしたのだ。

このため、戦略爆撃機や原子力潜水艦など米戦略兵器の展開の定例化や韓米実動合同軍事演習などが実施されるという観測が流れている。米国防総省のカービー報道官は同日、韓米国防長官の電話会談の内容を発表し、「拡大抑止のための米国のすべての軍事力を動員して韓国を守るという米国の約束を再確認した」と明らかにした。

 

ホワイトハウスはまた、「バイデン大統領が(首脳会談で)ロシアに責任を問うための努力に参加することについて話すだろう」とし、ウクライナへの追加支援に関する議論も予告した。ある外交筋は、「バイデン大統領が、韓国にウクライナに対する軍事支援を要請する可能性が高い」と伝えた。韓国は、米国を中心に毎月開かれる「ウクライナ国防協議体」会議に参加している。先月、ウクライナのゼレンスキー大統領は、国会での演説で韓国に兵器の支援を求め、西側諸国にも自走砲や野砲など重火器の提供を要請してきた。

米上院議会は5日、駐韓国大使に指名されたフィリップ・ゴールドバーグ氏に対する承認手続きを終えた。これによりゴールドバーグ氏がバイデン氏の訪韓前に公式に赴任する可能性が高まった。駐韓国大使は(前任の)ハリス大使が昨年1月に辞任して以降、16ヵ月間空席だ。

ゴールドバーグ氏に対する承認案は、前日に上院外交委員会を通過し、一日で上院本会議で全会一致で可決された。ジョン・オソフ民主党上院議員(ジョージア州)は本会議で、「米国に最も重要な同盟である韓米同盟を強化するために、駐韓国大使を承認しなければならない」と述べ、承認案の早期処理を主導した。外交官出身のゴールドバーグ氏は、オバマ政権時代の2009~10年、国務省で国連対北朝鮮制裁担当調整官として国連の対北朝鮮制裁決議案履行を総括するなど、北朝鮮制裁の専門家とされる。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com