Go to contents

「防疫支援金を与える」疫学調査官詐称の振り込め詐欺

「防疫支援金を与える」疫学調査官詐称の振り込め詐欺

Posted February. 21, 2022 08:09,   

Updated February. 21, 2022 08:09

한국어

新型コロナウイルス感染症の新規感染者が3日連続で10万人を超えている中、疾病管理庁の疫学調査官を名乗って自営業者から数百万ウォンを騙し取った振り込め詐欺事件が起きた。新型コロナの支援金をえさにした振り込め詐欺事件は過去にもあったが、疫学調査官を詐称した通報は初めてだ。

20日、警察庁・国家捜査本部によると、京畿道安山常緑(キョンギド・アンサン・サンロク)警察署は、自分を疾病庁疫学調査官だと騙して被害者に接近し、個人情報を得て数百万ウォンを引き出した事件を捜査している。

警察によると、この犯人は、被害者に電話で「店に感染者が訪れ、防疫支援金の対象者に選ばれた」とし、「支援金を支給しようとするので、身分証とクレジットカードの写真をソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)に送れ」と要求した。疾病管理庁のインターネットアドレスも一緒に送った。

被害者は疑いなく、身分証とクレジットカードの写真を撮って送った後、インターネットのアドレスにアクセスした。しかし、このアドレスは、悪性アプリケーション(アプリ)が自動に設置される偽サイトだった。

犯人は、このアプリを通じて被害者の携帯電話に盛り込まれている個人情報を入手し、口座番号などを確認して数百万ウォンを引き出した。国家捜査本部は、「政府と金融機関は、身分証明書とクレジットカードのコピーを要求しない」と注意を呼びかけた。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com