Go to contents

ミシェル・ウィー「ジュリアーニ氏のセクハラ発言に腹が立った」

ミシェル・ウィー「ジュリアーニ氏のセクハラ発言に腹が立った」

Posted June. 05, 2021 08:09,   

Updated June. 05, 2021 08:09

한국어

「私はフィールドの上に戻ってくる可能性はないと思っていました」

韓国系米国人の女子プロゴルファー、ミシェル・ウィー・ウェスト(31)は、2019年に米プロバスケットボール(NBA)のレジェンド、ジェリー・ウェストの息子でゴールデンステート・ウォリアーズの幹部であるジョニー・ウェストと結婚し、フィールドから離れた。昨年6月に娘を出産した後は、育児に専念した。慢性的な手首負傷で事実上引退した状態だった。ところが今年3月、米女子ツアー(LPGA)キア・クラシックを通じて、約2年ぶりに復帰した。その背景には、復帰1ヵ月前にあったジュリアーニ前ニューヨーク市長の発言があった。

LPGAツアーのメジャー戦である全米女子オープンに出場しているウィーは3日(現地時間)、ニューヨークタイムズのインタビューで、ジュリアーニ氏のセクハラ発言に腹が立って復帰を決心したと話した。

ジュリアーニ氏は今年2月、インターネット放送に出演し「面白い話がある」として2014年にウィーとともに参加したプロアマイベントを振り返った。ジュリアーニ氏は、「ウェストのパッティング姿勢はカメラマンを引き寄せる。カメラマンたちは彼女のパンツを撮ろうと努めている」と話した。ウィーはパットの際に腰を直角に曲げてきた。当時ウィーはソーシャルメディア(SNS)に、「私の前では微笑みながら競技力を褒めていた人が、後ろでは『パンツ云々』しながら私を(性的)対象にしたことにとても腹が立った」と書いた。

ウィーは、復帰すれば世の中に対して言いたいことを言える機会が与えられることに気づいた。「実際、私は言いたいことが多いことを知った。10代ゴルフ天才として名を馳せた時代には知らなかった女性スポーツ選手に対する不平等と無知について意見を言いたい」と話した。ウィーの復帰には、19日に誕生日を迎える娘も影響を与えた。ウィーは、「19日に誕生日を迎える娘マッケナ・カマレイユナ・ウェストがこれから成長し、男性と同等な待遇を受ける世の中になってほしい」と明らかにした。

ウィーは2014年の全米女子オープンで優勝するなどLPGA通算5勝を挙げている。2004年には米男子ツアー(PGA)に挑戦し、性対決で大きな注目を集めた。しかし、今年復帰した大会では予選敗退するなど苦戦している。


金東昱 creating@donga.com