新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期された今季のメジャーリーグ(MLB)が来月23日(現地時間)もしくは24日、60試合制で開幕する。
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は23日、「メジャーリーグ開幕を報告することができてとても嬉しい」とし、「MLB選手会が、来月1日までに各球団のスプリングキャンプに参加する意向を示してきたし、感染対策としての安全や保健指針も受け入れると知らせてきた」と発表した。また「60試合のレギュラーリーグの日程を組んで選手会に送っており、選手会の検討が終わり次第、野球ファンの皆さんに報告する予定だ」と話した。
例年と大きく変わってくるのは、リーグに関係なく同じ地区に所属するチーム同士だけでリーグを消化することだ。MLB事務局は、「選手の移動を最小限に抑え、新型コロナ感染の可能性を下げるため」と説明した。
それによると、「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=33)が所属しているトロント・ブルージェイズはアメリカンリーグ東地区の4チーム、そしてナショナルリーグ東地区の5チームとだけでリーグを消化する。「チューチュートレイン」秋信守(チュ・シンス=38)が活躍しているテキサス・レンジャーズはAリーグ西地区に所属しているため、今季のレギュラーリーグで二人が対決することはない。またトロントはメジャーリーグでは唯一カナダチームであるため、今季に米国内に臨時の本拠を設ける可能性もある。アウェーで米国を訪問するたびに一定期間を自己隔離しなければならないからだ。
ポストシーズンの運営方式については、まだ公式発表はない。米国メディアによると、これまで通り両リーグの5チームの計10チームが参加する方式が有力視されているという。
新型コロナがなかったらメジャーリーグは今年3月26日に開幕する予定だった。その後、年俸の扱いを巡って球団側と選手会の対立が続いた。双方の話し合いが平行線をたどり続けると、マンフレッド・コミッショナーが同日、職権でリーグ開幕を決定した。
黃奎引 kini@donga.com