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ホワイトハウス「前任者の肖像画除幕式」42年間の伝統が終わるのか

ホワイトハウス「前任者の肖像画除幕式」42年間の伝統が終わるのか

Posted May. 21, 2020 08:37,   

Updated May. 21, 2020 08:37

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新型コロナウイルスの対応やロシア問題の捜査などをめぐってトランプ米大統領とオバマ前大統領が激しく対立しており、ホワイトハウスの42年間の伝統である「前任大統領の肖像画の除幕式」にも影響がありそうだ。

NBCニュースは19日、1978年にカーター大統領(当時)が導入した前任大統領夫妻の肖像画の除幕式がトランプ政権では行われない可能性が高まったと報じた。トランプ氏は伝統を無視することを気にしておらず、オバマ氏もトランプ氏が主であるホワイトハウスに自身の肖像画がかかることを宜しく思わないと付け加えた。

前任者の肖像画の除幕式は、前現職大統領とその配偶者、彼らの官僚らが一堂に会する席だ。退任を控えた大統領が、直接自身の肖像画を描く画家を選び、除幕式は新しいホワイトハウスの主が準備し、前任者を祝う形で行われる。オバマ氏も政権最後の年の2017年初めに画家を選んだが、その後の過程は止まったままだという。

17年1月に就任したトランプ氏は、18年12月のジョージ・ブッシュ元大統領の葬儀の時、オバマ氏に会った。2人は簡単に握手だけを交わした。

トランプ氏は、ロシアが16年の米大統領選に介入して自身の勝利を助けたというロシア問題疑惑を「オバマ政権の捏造」と主張する。初代大統領補佐官(安全保障問題担当)のマイケル・フリン氏が、ロシア問題での偽証罪で起訴されたのもオバマ政権の工作と主張した。オバマ氏も連日、トランプ政権の新型コロナウイルスへの対応を強く批判している。


任寶美 bom@donga.com