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スピードスケートのチョン・ジェウォン、W杯マススタートで金メダル

スピードスケートのチョン・ジェウォン、W杯マススタートで金メダル

Posted March. 10, 2020 08:24,   

Updated March. 10, 2020 08:24

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2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪のペースメーカー、チョン・ジェウォン(19=韓国体育大学)がシニア大会で初優勝を果たした。

チョン・ジェウォンは9日、オランダ・ヘーレンフェインのティアルフ・アイスアレーナで開かれた2019~2020シーズン国際スケート連盟(ISU)のスピードスケート・ワールドカップ(W杯)第6戦最終戦男子マススタートで劇的な終盤の疾走で金メダル(7分47秒06)を獲得した。この金メダルでW杯第1戦から第6戦までのマススタート合計462点を獲得したチョン・ジェウォンは、ベルギーのバート・スウィングス、米国のジョーイ・マンティアに次いで最終3位でシーズンを終えた。

チョン・ジェウォンは、マススタートの世界最強だった先輩イ・スンフンのパートナとして2017年に代表入りした。レースの序盤と中盤に、他国選手をけん制しながら「エース」イ・スンフンのペース調整を助けるのが役割だった。当時高校生だったチョン・ジェウォンは、与えられた役割を立派にこなし、イ・スンフンは平昌五輪で金メダルを獲得した。その中で「成績至上主義のために若い選手が犠牲を強いられた」との議論に巻き込まれた経緯がある。

チョン・ジェウォンはペースメーカーに満足しなかった。先輩たちと練習しながら得たノーハウを自分のスタイルに変えていった。そして、やがて独り立ちに成功した。マススタート入門3年でシニア大会での金メダルは初めて。

チェガル・ソンリョルSBSスケート解説委員(議政府市庁監督)は、「正直金メダルは予想しなかった。これまで他の種目の練習に打ち込んできた上、負傷などで気苦労も多かった」と話した。チェガル委員は「チョン・ジェウォンが最初からマンティアにくっついて体力を温存しながら終盤に他の選手の体力が落ちた瞬間を見事にとらえてスパートをかけた。マンティアが現在ではマススタートに対する理解が一番的確だと判断したのだ。チョン・ジェウォンだからできた選択だった」と褒め称えた。


兪載泳 elegant@donga.com