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SKT、韓国版ネットフリックスに挑戦

Posted April. 10, 2019 07:40,   

Updated April. 10, 2019 07:40

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今年上半期(1~6月)、「韓国版ネットフリックス」に挑戦するSKテレコムの朴正浩(パク・ジョンホ)社長が9日、シンガポール最大手通信事業者で東南アジア圏のコンテンツプラットフォーム事業者であるシンガポールテレコム(シングテル)の首脳たちと再び会った。2月にスペインのバルセロナで開催されたMWCで、eスポーツ事業協力を巡る覚書(MOU)を交わしてから約一月ぶりの再会だ。5日、「POOQ」(地上波放送3社)と「オクスス」(SKブロードバンド)プラットフォームを合わせた連合法人の筆頭株主となったSKテレコムが、本格的に投資の下見に出たと受け止められている。

同日朴社長とシングテルのチュア・ソククーン会長(CEO)、アーサーラング・インターナショナル最高経営責任者(CEO)などシングテルの社長団4人はSKテレコム本社で会って、SKテレコムが準備しているコンテンツ事業への投資と世界初第5世代(5G)サービスの進行状況などについて議論した。SKテレコムは、5G時代のコンテンツ事業者として生まれ変わるために、1300万人の加入者規模のオンライン動画プラットフォーム(OTT)の発足を準備している。

韓国版ネットフリックスの成功的出発のためには、「一発」のオリジナル・コンテンツ必要だ。最近ネットフリックスのヒット作、6部作シリーズ「キングダム」にネットフリックスが200億ウォンを投資した。SKテレコムは、シンガポール投資庁(GIC)などから資金誘致を推進する一方、既存のコンテンツ強者との協力を本格化すると予想される。

シングテルはすでに、ソニー・ピクチャーズ、ワーナーブラザースエンターテインメントなどの巨大コンテンツ事業者と合弁で、OTTサービス「フック(HOOQ)」を設立した。シンガポール、タイ、インドなどで、アジア・カスタム・コンテンツを提供している。今後SKテレコムのOTTコンテンツが東南アジアに進出するためには、シングテルとの協力が欠かせない。朴社長は、今年初め、「新設OTTプラットフォームに2000億ウォンの投資を誘致したい」とし、「フックとシングテルなどが来ることを待っている」と言及した。

シングテル社長団は、SKテレコムの役員や従業員とアジア圏の通信・メディアコンテンツ事業について話を交わす場も設けた。この席でチュア・ソククーン会長は、「シングテル収入の75%は海外から出てくる。SKテレコムのようなパートナーと今後、どのようなことができるか楽しみだ」と述べた。一方、同日、シングテルの社長団は、三星(サムスン)電子を訪問して5Gスマートフォンの発売状況を視察した。


郭道英 now@donga.com