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海外スターの来韓「スーパーウィーク」

Posted April. 08, 2019 08:28,   

Updated April. 08, 2019 08:28

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今月末、公演業界では来韓「スーパーウィーク」が待っている。今まさに咲いたばかりのポップ界の新星から喜寿を超えた伝説たちまで、年齢もジャンルも多様だ。皆2度目の来韓だが、今回はその規模がさらに大きくなったことも似ている。

幕を開く舞台は21日、英ポップスーパースター・エド・シロン(28)のコンサートだ。4年ぶりの韓国舞台を、今回は屋外公演場に決めた。毎年夏に超大型屋外音楽祭、ペンタポートロックフェスティバルが開かれるところだ。

2011年にデビューしたシロンは、「Shape of You」「Thinking Out Loud」のような曲をヒットさせ、世界ポップ市場の最高の人気スターとして急成長した。アルバムを1億5000万枚以上販売しており、デジタル音源サービス「スポーティパイ」の累積再生件数は10億件に達している。

億万長者のポップスターだが、公演は意外に素朴だ。花火とレーザー、華やかなダンスの援護の代わりに、ギター1本が資産だ。しかし、音楽分身術は魔術的壮観だ。歌と演奏を即座に自己複製して再生する装置である「ループ・ステーション」を活用して繰り広げるシロンの天才的即興演奏は、手に汗を握らせる。21日午後6時、仁川松島(インチョン・ソンド)の月光祭り公園。 お問い合わせは02-563-0595まで。

26日はドイツの電子音楽の先駆者「クラフトワーク」が6年ぶりに来韓する。逆説的だが、彼らは、一台のギターを手にした青年シロンと違って、最先端のサウンドと特殊効果で武装した。いわゆる3Dコンサートだ。観客は3Dメガネをかけて、大画面に広がる幻想的立体グラフィックを楽しむことができる。客席の前後を包んだステレオスピーカーが一緒に広げる音のエクスタシーも期待に値する。メンバーのうち最高齢は73歳、最年少は50歳。しかし公演だけは誰よりも未来的だ。26日午後8時、ソウルオリンピック公園のオリンピックホール。お問い合わせは1544-1555まで。

豪州のポップスタート・トロイ・シヴァン(24)は27日、2年ぶりに韓国を訪れる。性少数者であるシヴァンは、マドンナを連想させる官能的な振り付けと映像、電子音楽とポップの接点を賢く捕らえた感覚的音楽で、世界の若者たちを熱狂させる。2年前の京畿利川市(キョンギ・イチョンシ)の屋外フェスティバルのステージは規模が小さく、公演時間も短かった。今回は単独コンサートだ。昨年評壇の賛辞を総なめした2回目のアルバム「Bloom」収録曲を盛り込んでいる。27日午後7時、ソウルオリンピック公園体操競技場。お問い合わせは02-6925-1818まで。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com