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金正恩氏「トランプ氏の決断力」と称え、ビッグディールを要求

金正恩氏「トランプ氏の決断力」と称え、ビッグディールを要求

Posted January. 25, 2019 08:30,   

Updated January. 25, 2019 08:30

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、「トランプ米大統領が2回目の朝米首脳の対面(米朝首脳会談)に大きな関心を持ち、問題解決に向けた非常な決断力と意志を表明したことを評価する」と明らかにした。そして、「我々(北朝鮮)は、トランプ氏の肯定的な考えを信じ、忍耐心と善意の感情を持って待つ」と述べた。正恩氏が異例の表現でトランプ氏を称え、寧辺(ヨンビョン)核施設の廃棄前の検証といった非核化に乗り出す用意があるので、米国も「ビッグディール」に見合う相応の措置を準備するよう再度求めたとみえる。

正恩氏は、金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長を団長とする米朝高官協議代表団の訪米結果を聞いてこのように明らかにしたと、朝鮮中央通信が24日付で報じた。同通信は、「(正恩氏は)トランプ氏が送った立派な親書を受け取り、大変満足した」とし、「ワシントンでの会談の状況と活動結果に満足を示した」とも述べた。異例にも交渉の中間状況を公開したのだ。ある政府当局者は、「不透明だった昨年の1回目の会談の時より自信を表わし、具体的な成果を出そうという意欲を見せた」と指摘した。

さらに正恩氏は、「朝米両国が到達する目標に向かって一歩一歩共に進む」と述べ、段階的、同時的アプローチを再度強調した。

ポンペオ米国務長官は23日(現地時間)、FOXニュースとのインタビューで、「(北朝鮮との)対話が続いており、2月末の2回目の米朝首脳会談で両首脳が会えば、非核化の『実質的手続き』を講じることを期待する」と述べた。


ファン・インチャン記者 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 hic@donga.com · lightlee@donga.com